働き方は同じと思っていた私が出会った、会議のリアル
■ 働き方は同じ。でも、会議は別物だった
「海外の人と働くのって大変?」と聞かれるたびに、私はこう答えてきました。
「基本、そんなに変わらないよ。日本人でも普通に会議をリードできるし。」
実際、会議で議論をリードするのが外国人ともなれば、多少の語学差はあっても、コンテンツで勝負できる人が日本にもたくさんいます。だけど――その「会議の運び方」だけは、どうしてもカルチャーの違いを感じてしまう瞬間があるんです。
■ 始まりと終わりに、文化が出る
海外の会議に初めて出たときの衝撃は今でも忘れられません。
開始5分前。Zoomに入ると、すでに2人くらいが雑談を始めている。天気や最近の趣味の話。これがいわゆるアイスブレークか…と驚きつつも和やかな空気でスタート。
が、内容が一通り話し終わったら、突然こう言われました。
「OK, we're done here. Bye!」
(え…今終わったの?アジェンダ2つ目じゃなかった?)
一方で日本の会議。開始時はやたら静か。入室と同時に会釈して、そのまま議題に入るパターンがほとんど。雑談ゼロ。しかも、終わりが近づいて「そろそろお時間です」と言っても、そこからの延長戦がやけに長い…。きっと、ようやく後半で話が盛り上がってきたんでしょうね。
■ アジェンダを求めるのは“上の人”
日本でも海外でも、「会議の前にアジェンダをくれ」という人は一定数います。特に、どこの国でも“上の人ほど”この傾向が強い。
さらに日本の企業だと、会議を設定した直後に「何話すの?」と個別に聞いてくる方もよくいます。
アメリカ人に「全部書いてメールして」と言われたこともあれば、ドイツ人にSlackで個別確認されることもありました。逆に、日本人のある担当者には会議自体をキャンセルされたことも(笑)。
■ “言うべきことは今言う”という強い姿勢
海外の会議で特に印象的なのは、「今、発言しておかないと次がない」という緊張感。
時差の関係でなかなか再設定もできないし、意思決定が早い分、一度決まったことをあとからひっくり返すのが難しい。だからこそ、話題に少しズレていても、なんとか発言しようとする人が多いんです。
もちろん、日本にも「とりあえず何か言っておきたい人」はいます。でもその“必死さ”の種類がちょっと違うんですよね。
■ 結局、人による。でも“型”を知っておく大切さ
ここまで色々と書きましたが、最終的には「日本 vs 海外」ではなく「人による」というのが結論です。
ただし、“どこの国の誰とでも”オンラインでつながれるこの時代、文化や背景の違う相手と会議を円滑に進めるには、やっぱりその「作法」や「型」を知っておくことが必要。
「話す前に少しアイスブレークを入れてみよう」
「時間が来たら無理に延長せず一度締めよう」
「アジェンダは早めに共有してみよう」
そうやって少しずつ、自分の会議スタイルを“グローバル対応”にしていくことが、これからの時代を生き抜く鍵になるのかもしれません。
空いた時間でお小遣いを貯めよう!「アイリサーチ」

■ 明日からの一歩は、私にもできる!
はじめは戸惑いの連続だったグローバルな会議スタイル。でも、慣れればむしろ自由で効率的。
違いを知って、相手に合わせて、自分らしさも加えれば、それが最強の武器になる。
そう思えるようになった今、私はこう思います。
「私ならできる。明日からまた、新しい一歩を踏み出そう。」
コメント
コメントを投稿