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日本語なのに通じない!?――フランス人“日本人上司”との距離感に気づいた日

フランスで学んだ、“言語の裏側”に潜む文化と期待値のギャップ ◆ 奇妙な違和感の始まり 「えっ!? 日本語で話してるのに、なぜか通じてない!?」 そんな感覚から、私のフランス研修での気づきが始まりました。 私はフランスで企業研修を行っていました。担当上司はフランス生まれ・フランス育ち。しかし両親は日本人で、名前も日本人、日本語も完璧。外見も話し方も“日本人そのもの”のように見え、最初は安心感すら覚えるほどでした。 空いた時間でお小遣いを貯めよう!「アイリサーチ」       ◆ 日本語では通じない“何か” 最初から多くを教えていただいたのですが、率直に言えば私は期待に応えられていないと感じていました。さらに、徐々に「何かが噛み合わない」という違和感が強くなっていきます。 日本語で話しているのに、なぜかニュアンスが伝わらない。言葉の“裏側”が共有できていない。その違和感は、簡単には説明できないものでした。 ◆ フランス語で話したら、なぜか伝わった ある日、悩んだ末に私はフランス語で話してみることにしました。片言で、決して上手とは言えないフランス語。それでも、驚くほどコミュニケーションがスムーズに進んだのです。 その瞬間、私は重大なことに気づきました。 ◆ 日本語に潜む“期待値の罠” 私は日本語で話すと、無意識に相手へ「自分の知っている日本人らしい反応」を求めてしまっていたのです。 「この表現なら伝わるはず」「この状況ならこう返すはず」――そんなハイコンテキストな期待値。 しかし、言葉の裏側は育った環境で変わります。フランスで育った上司に、日本での“空気感”を求めていたのはむしろ私の方でした。 ◆ フランス語での仕事、その先の変化 その日から、仕事の話もできるだけフランス語で行うようにしました。正直、難しかった。専門用語も出てこない。それでも必死に伝え続けました。 すると驚くほど、議論は噛み合い、理解は深まり、関係性は良くなっていきました。加えて、別のメキシコ人上司にも助けてもらうことで、チームとしてのまとまりも強くなっていきました。 ◆ 異文化の上司と働くということ 上司との関係はどこでも難しい。 まして外国で行うとなれば、さらに複雑になります。 しかし―― 相手の言語に飛び込むことで、見える世...

えっ、同じ地球なのにここまで違う? ―文化がつなぐグローバルチームの作り方

リーダーシップに国境はない?違いの中に見つけたヒントとは 「わあ…なんでこんなに、みんなスマートなの⁉」 これは、私が初めてグローバルなチームの会議に出たときの率直な感想です。 言葉だけでなく、立ち居振る舞い、場の読み方、ユーモアの入れ方まで、国際舞台のビジネスマナーがにじみ出ていて圧倒されました。 グローバル企業に勤めて数年、いろんな国籍の同僚と仕事をするなかで、ふと気づくことがあります。 それは――**日本人リーダー、少なくない?**ということ。 もちろん能力がないわけではない。むしろ、技術力や勤勉さ、プロ意識は抜群です。 でも、なぜかグローバルの“前線”に立っているのは、アメリカ、ヨーロッパ、インドなど他国の同僚が多い印象です。 「この人、どこの出身なんだろう?」の正体 面白いのは、彼らの出身国を正確に把握できていないことが多いということ。 なぜなら、育った場所や文化背景が複雑な人が多いんです。 「生まれは〇〇、育ちは××、学生時代は△△、今は□□に住んでる」なんてのはよくある話。 でも、そうした多国籍・多文化のシャワーを浴びてきたからこそ、“違い”に敏感でありながら、“共通点”を見つけるのが上手いんです。 違いを超えるリーダーシップ たとえば、飲み会で出てきたちょっとクセのある料理に対しても、彼らは決して嫌な顔をしない。 宗教的な理由で食べられない食材がある人も、さりげなくメニューを調整して場を壊さないようにする。 気候やトイレ、交通の不便さ、どれも文句ひとつ言わずに対応してしまう。 そう、 文化の違いを前面に出さず、でも決して無視せず、静かに尊重する ――これが彼らの強さなんです。 文化に「依らない」軸を持つ 多国籍メンバーを率いるリーダーたちは、文化に過度に頼らず、 文化に依存しない共通のゴール を持っています。 「みんな違って、だから面白い。でも、目的は一緒」 その軸があるから、会話が曖昧にならず、行動がブレず、信頼されるのだと思います。 特に、アメリカやヨーロッパ出身のリーダーは、州や国の違いを乗り越える経験が多いようです。 でも、アジアだって同じはず。たくさんの国や文化に囲まれていて、私たち日本人も十分“異文化耐性”を育てられるはずなんです。 私たちだってできる。 言葉や文化が違っても、人の気持ちを...

どっちが聞き取りにくい!? インド人英語 vs アメリカ人英語【前編】

速すぎるって! そんな衝撃を受けたのは、初めてアメリカ人とビデオ会議をした日。スラング連発、地元トーク全開、しかも全然スピード落としてくれない。そう、実は私にとって一番聞き取りづらいのは、“アメリカ人の英語”なんです。 英語にも「国民性」が出る! 私たち日本人にとって、英語は“第2言語”。そして、世界の多くの人たちにとっても同じ。インド人、フランス人、スペイン人、東欧の方々、それぞれ母国語に影響を受けた英語を話します。 発音のクセ、話し方のリズム、使う表現、全部が少しずつ違う。 ただ、私には幸いなことにフランス語とスペイン語を少し勉強した経験があり、フランス人やスペイン人の英語のクセは比較的馴染みやすかった。聞き取るのにもそれほど困らなかったんです。 一方で、東欧系のアクセントはかなり苦戦しました。子音が強くて、英語だけど別の言語に聞こえる。英語って、奥が深い…。 じゃあインド人の英語は? 実は、意外とスムーズに慣れたのがインド人の英語。もちろん最初は戸惑いました。独特のイントネーションや、早口でまくしたてるような話し方。でも、それよりも彼らの「話しやすさ」に救われました。 というのも、インド人も英語が第2言語。子供のころから英語教育を受けていて、語彙は豊富。でも基本的には中学英語レベルの単語で、きちんと論理立てて話してくれる人が多い。 それに、こちらが「ちょっとゆっくりお願いできますか?」と頼むと、本当にスピードを落としてくれる。それも、ちゃんと“わかる”表現で! インド英語にも多様性あり! インドといっても、出身の州や教育環境でアクセントや話し方に差があります。ある人はとてもフォーマルで明瞭、ある人は感情豊かでリズミカル。それでも一貫して感じるのは、相手の理解を気にしてくれる姿勢。だから、怖くない。 つまり、インド人と話すときは「同じ英語学習者同士」という安心感があるんです。英語がわからないときの「わからない感じ」も共有できる。これは、本当に大きな支えでした。 でも……問題はここから。 次回の後編では、私がなぜアメリカ人の英語にいまだに苦労しているのか、そのリアルをお届けします。 「え、英語ネイティブなのに、なぜそんなに聞き取りにくいの?」 その答えは、次のブログで!