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同期が100人プロジェクトを率いていた日 ――「支援」という立場の難しさを初めて知った瞬間

う わっ、 あいつ が こんな 大きな プロジェクト を 率 い て いる の か! プロジェクト を いくつか 経験 した 頃、 私 は 別 の プロジェクト へ「 支援」 として 入る ことに な っ た。 自分 の 担当 プロジェクト が 落ち 着い た タイミング で、 他の プロジェクト を サポート する。 IT 業界 では よく ある 話 だ。 ただ、 今回 の 支援 先に は 少し 驚 い た。 その プロジェクト を リード し てい た の が、 私 の 同期 だ っ た からだ。 同期 が 率いる 100 人 プロジェクト プロジェクト に 入 って み て、 まず 規模 に 驚 い た。 メンバー は 100 人 を 超える。 Web 機能 の チーム、 バッチ 機能 の チーム。 さらに 複数 の ベンダー が 参加 し て いる。 チーム の 数 も 多く、 調整 も 複雑 だ。 それ まで 私 が 経験 し てい た プロジェクト は、 最大 でも 70 人 ほど だ っ た。 その 倍 近い 規模 だ。 そして、 その 中心 で プロジェクト を まとめ て いる の が 同期 だ っ た。 正直、 誇らしい 気持ち に な っ た。 同じ 時期 に 入社 した 仲間 が、 ここ まで 大きな プロジェクト を 任 さ れ て いる。 「 すごい な」 そう 思 っ た。 昔 の 彼 は リーダー タイプ では なか っ た ただ、 少し 不思議 な 気持ち も あっ た。 彼 は 昔 から、 いわゆる リーダー タイプ では なか っ た からだ。 どこか 独特 で、 あまり みんな と 群れる タイプ では ない。 スポーツ を や って い た わけ でも なく、 体育 会 系 の 雰囲気 も ない。 どちら か という と、 静か で まじめ な タイプ。 そんな 彼 が、 100 人 規模 の プロジェクト を リード し て いる。 「 人 って 変わる ん だ な」 そんな こと を 思い ながら、 私 は 支援 メンバー として プロジェクト に 入 っ た。 夜 遅 く まで 残る 同期 プロジェクト に 入 って から 気 づ いたこ と が ある。 ...

立ったまま夜!?――脂汗と「座れなかった10時間」が教えてくれた本番の現実

完璧だと思ったテストの、その先にあったもの うわっ!まさか、ここで止まるなんて――。 それが、本番当日の最初の感情でした。 その日は 平日の昼間 。 当時のルールでは、大きな変更は土日に実施するのが常識でした。でも今回のリリースは、私が担当した Web機能の一部 と、 同期が作った連携機能 、さらに 別チームが作った店舗機能 が組み合わさる構成。 万が一止まっても社会的ニュースになるものではない。そう判断して、 平日ローンチ を選びました。 空いた時間でお小遣いを貯めよう!「アイリサーチ」       ■「テストは完璧」だと思っていた 正直に言えば、かなりテストしました。 自分のWeb機能も、同期の連携機能も、別チームの店舗機能も。 「ここまでやったら大丈夫だろう」 そう、 本気で思っていました 。 ■お客様の会議室、和やかな空気 本番当日、私は先輩と一緒に お客様の会議室で待機 していました。 昼間のオフィス。 雑談も交えながら、和気あいあいと報告を待つ時間。 そして、最初の一報が届きます。 「……データが、飛んでいません」 ■びっくりした!脂汗が一気に出た 一瞬、意味が分かりませんでした。 え? データが、ない? その瞬間、 脂汗がドッと湧いてきた のを今でも覚えています。 「あれ?何か見落とした?」 「テスト漏れ、あったかな?」 先輩の顔も、明らかにこわばっていました。 ■原因が…分からない すぐにオフィスへ移動。 全員がPCを開き、ネットワーク、連携機能、店舗側…… 片っ端から確認します。 でも、 原因が分からない 。 データが無いせいか、画面も正しく表示されない。 そのとき、私は気づきました。 自分、ノートPCを持ってきていない。 ■何もできず、立ち尽くす 先輩は必死に開発チームと電話。 私は…… 何もできない 。 机の隅で、ただ立っていました。 「自分の影響なのか?」 「誰かのバグなのか?」 分からない。でも、オフィスに戻って調べることもできない。 考えながら、ただ立っている。 ■「座ってて良いっすよ」…でも、座れなかった 気がつけば 2時間 。 さらに時間は過ぎ、 気づけば深夜 。 昼から立ちっぱなしだから…… 10時間く...

マウス使うと負け組!?――20年前の現場が教えてくれた“本当の生産性”

型よりも、自分の“本調子”を信じろ うわっ、マウスを使うだけでダサい扱いされる時代が来るなんて!? そんな空気を感じたのは、実は最近の話ではありません。今から20年前、私が身を置いていた開発現場でも、すでにその兆しはありました。     ■ デスクトップ全盛期の開発現場 当時は、まだまだデスクトップパソコンが主流。キーボードとマウス、そして分厚いCRTモニターが当たり前の世界です。 ところが、ノートパソコンの性能が少しずつ追いつき始めた頃から、空気が変わりました。 ■ マウスを使わない流れ、始まる 「ショートカットだけで全部できる方が速い」 「マウスに手を伸ばす時間がムダ」 そんな声とともに、 マウスを使わない流れ が生まれます。さらに追い打ちをかけるように、 「タッチタイピングできなきゃ一人前じゃない論」 も登場しました。 ■ でもね、私はマウス派 正直に言います。 どうしてもマウスの方が使いやすいんですよね、私。 確かに、テストでキーボードを華麗に操る人を見ると、早いし楽そうだとも感じました。 なので、ある程度のショートカットキーは覚えました。 ……でもね、やっぱりマウスに戻っちゃう。 ■ 人差し指一本の先輩 そんな私に、大きな影響を与えた先輩がいました。 この先輩、 タッチタイピングをしません。人差し指一本で打つんです。 しかも、かなりの変わり者。 お菓子を食べながらダジャレを言うのが大好き。 出世はしていない。 でも、 サーバのことを語らせたら右に出る人はいない 。 みんな、重要なサーバ設定はこの人に頼っていました。 ■ 「間違えちゃダメだからさ」 ある日、私は聞きました。 「なんでタッチタイピングしないんですか?」 すると先輩は、あっさりこう言いました。 「設定いじる時に、間違っちゃダメだから。確認しながら打つんだよね。」 この一言で、腑に落ちたんです。 ■ それで、いいんです そうなんです。 良いんです。それでいいんです。 型なんてない。 自分がやりやすい方法。 自分が一番、実力を発揮できるやり方。 それが、その人にとっての正解なんです。 ■ ダジャレを聞きに行っていた日々 悩んだ時、私はよくその先輩のところへ行きました。 サーバの話をしな...

え、パソコンが喋る!?理系女子が輝くシステム現場のリアル ー性別より実力、才能が光る職場にあった“本当の多様性”

パソコンから声が聞こえるんだってさ! そんな話を聞いたのは、配属されたての新人研修中のことだった。正直「何を言ってるんだ」と思った。でも、その彼女は本当にすごかった。プログラム、開発、テスト…何をやらせても一番。僕も負けていないと思っていたけど、彼女の前では素直に白旗を上げた。 理系の大学に、女性はなぜ少ない? 僕は理系の大学出身だ。クラスは19人、そのうち女性は2人。割合にすると10%ちょっと。講義の内容に男女の違いは全くなかったし、体力を使うわけでもない。それなのに、なぜ女性は少ないのか?当時からずっと不思議だった。 大学では、レポートや研究に追われる日々。でも、性別で差が出る場面なんて一つもなかった。いや、むしろ几帳面で粘り強い女性の方が、プログラミングや実験に向いているんじゃないか?そんな印象すら持っていた。 システムの現場も、やっぱり少数派? 新卒で入社した日立製作所。配属先の新人同期を見渡すと、女性の比率は約3割。つまり、大学時代よりは少し増えたけど、やっぱり少ない。 でも驚いたのはその後。新人研修でプログラムの課題があったんだけど、一番コードが美しく、動作も完璧だったのは、あの“パソコンから声が聞こえる”彼女だった。彼女は冗談交じりに「コードが話しかけてくるの」と言う。僕にはそんなスキルはなかった。自分でも手応えを感じていたけど、彼女の才能には完全に脱帽だった。 活躍できるのは「わかる人」「できる人」 それから10年以上、数えきれないほどのプロジェクトに参加してきた。業種も内容もバラバラ。でも、一つだけ共通して言えることがある。 「できる人が活躍する」それだけの世界だということ。 もちろん、女性の上司や先輩もたくさんいたし、産休や育休で一時的に離れる人もいた。でも、システムの世界は基本的にプロジェクト単位でチームが組まれ、数か月〜数年でメンバーが入れ替わる。だから「来月から来ません」と言われても、「了解、じゃあ引継ぎどうしようか?」と淡々と進めるだけ。性別や背景にこだわっている暇はない。 ダイバーシティって何だったっけ? 最近では「ダイバーシティ」「インクルージョン」という言葉をよく耳にする。でも、僕が働いてきたシステムの現場は、言葉として意識しなくても、自然と多様性が存在していた。 性別、年齢、国籍、学歴――本当に...