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社内に“もう一人のコンサル”がいた——巨大組織を動かす見えない仕事

プロジェクトの“間”をつなぐ人、それが社内コンサルタント うわっ!? 会社の中だけで、こんなに世界が違うのか! 入社してしばらく経った頃、私は強烈な違和感と同時に、妙なワクワクを覚えていました。舞台は、巨大企業である 日立 。想像以上に広く、想像以上に多様なプロジェクトが、同時多発的に社内で動いていたのです。     ■ 巨大企業の中は、小さな会社の集合体 日立の中では、実に多くのプロジェクトが走っていました。 サーバ構築プロジェクト、プラットフォーム構築プロジェクト、お客様のシステム構築プロジェクト、既製品の販売プロジェクト——。それぞれが独立しているようで、実は密接につながっています。 ■ “多段サポート”という見えない構造 社内では、多段でお客様をサポートする構造がありました。 お客様のシステム構築プロジェクトを、プラットフォーム構築プロジェクトが支える。 そのプラットフォーム構築プロジェクトを、さらにサーバ構築プロジェクトが支える。 私は、その中でプラットフォーム構築プロジェクトの末端を担っていました。 ■ 採用の瞬間、立場が変わる ある日、そのプラットフォームが実際にお客様のプロジェクトで採用されました。 「使うことになったから、誰かサポートに行かなければいけない」 当然の流れです。プラットフォームは、何の説明もなく簡単に使えるものではありません。使い方を教え、支え、プロジェクト間をつなぐ人が必要でした。 ■ 社内コンサルタントという役割 こうして私は、“社内コンサルタント”的な立場でプロジェクトを支援することになります。 実は、私のプラットフォームプロジェクトからも、すでに何人かがお客様プロジェクトへ出ていました。そして次は、自分の番。 お客様に近い場所で、システム開発に関わる。 「もっとお客様の気持ちを知りたい」 そう思っていた私は、少し背筋を伸ばしながら、新しい環境へ足を踏み出しました。 ■ 新しい現場、新しい緊張 環境が変われば、見える景色も変わります。 ちょっと気が引き締まる感覚。 それでも、不思議と前向きでした。 また新しい環境でのシステム開発が始まる——その期待が、私を動かしていたのです。 私ならできる!明日から踏み出す

「PPT or EXCEL?」迷えるビジネス戦士たちへ贈る、二刀流のススメ

コンサルとシステム開発、どっちが面白い?迷った人にこそ伝えたい、リアルな現場の話 「なんでパワポのスライドに、魂が宿るんだ!?」 ──そう叫びたくなる夜があった。目の前に広がる無数の図形、レイアウト、グラデーション。コンサルの世界は、言葉だけじゃない、見た目にも“説得力”が求められる世界だった。 一方、ExcelとWordにびっしり並ぶ仕様書と設計書。「誰が読んでも同じ動きになる」ように書き込む緻密な世界。システム開発は、見た目じゃなく中身。書いてあることがすべての“動き”になる、現実を動かすロジックの世界。 コンサルの魅力:俯瞰して描く、全体設計のダイナミズム コンサルの面白さは、「依頼されたこと」だけではなく、「依頼されていないけれど本質的に必要なこと」を見抜き、提案できるところにある。業務の前後も含めて、流れ全体を見渡すからこそ気づける“本質”がある。 しかも、基本は3ヶ月単位でプロジェクトを回していく。スピード勝負、頭脳戦。PPTの資料は、見た目6割・内容6割という“120%の完成度”が求められることもざらだ。 システム開発の魅力:ひとつの仕組みに深く関わる、技術と責任の現場 一方で、システム開発の面白さは、ひとつのシステムにじっくり関わることができるところ。設計からテスト、リリース後の保守まで、長期的に“育てていく”ような感覚がある。 特にテストフェーズでは、思いがけない問題が次々に現れる。焦る。悩む。でも、それをひとつずつ解決していくことで、動く“仕組み”が生まれていく。達成感は格別だ。 資料作成ももちろん必要だが、重要なのは内容。正確に、詳細に、漏れなく書き込む。そのための時間と集中力は、まさに“技術職”ならではのものだ。 共通しているのは「問題対応力」 どちらの世界でも問われるのは、「問題をどう扱うか」。 コンサルは“言葉”で、システム開発は“仕様”で、それぞれの課題に対応していく。人の話を聞き、本質を捉え、答えを導き出す力が問われるという点では共通している。 どっちが楽しい?──答えは「両方やってみる」 僕が選ぶなら、「コンサルからシステム開発までつながるプロジェクト」。 全体像を把握しながら、その中のひとつの仕組みにじっくり関われる。その両方を体感できるプロジェクトは、間違いなく面白い。 もちろん、これ...