アプリ屋が、いきなり開発基盤に放り込まれた話 うわっ、今でもあるの!?――正直、それが最初の感想だった。 次のプロジェクトは、日立の開発基盤を構築する案件。扱うのは Justware 。 研修時代に一部使っていたとはいえ、まさか今も現役で使われ続けているとは思わなかった。 でも、長く続けてくださっていることには、素直に感謝しかない。 ■自分たちの製品を使い続けるという文化 当時から、自分たちが作っている製品を自分たちの現場で多く適用していく文化があった。 それは、とても良い文化だと思う。 一方で、「自社製品縛り」になることで、動きにくかった点が多かったのも事実だ。 今回、自分が担当したのは、Justwareの中の ある一機能 。 まず全体を理解し、その上で機能を付け加えていく役割だった。 ■アプリ屋が、いきなり基盤づくり それまで作ってきたのは、ほぼアプリケーション。 そんな人間が、いきなりミドルウェア、しかも開発基盤づくり。 なかなか簡単じゃない。 担当したのは、端っこの機能とも言える Message Queuingシステム 。 でもこれ、今ではデータ転送が当たり前になった世界では、超必須の機能だ。 ■時代の少し先を行っていた機能 当時もシステム間連携は当然行われていたが、今ほど多くはなかった。 基本は自前で構築するスタイルで、DBやWeb、機能管理がメイン。 その中で、対外システムとの接続を担うのが、この機能だった。 使い方次第では、対内システムとの接続にも使える。 でも当時は、そこまで活用されていなかった。 使われていないから、資料も少ない。 ネット上の情報もほとんどない。 ■難解な情報と、深層への入口 ソフトウェア工場から出てくる Cosminexus の資料は、正直かなり難解だった。 読めば読むほど、「これはアプリじゃない」と思わされる。 でも同時に、ソフトウェア開発の 深層に近づいていく感覚 があった。 見えないところで、システムを支える仕組み。 派手じゃないけれど、確実に効いてくる世界だ。 ■次に進むための基盤 アプリしか作ったことがなかった自分が、基盤づくりに触れた経験。 これは、確実に次につながっている。 難しい。情報も少ない。 でも、だか...
育てたつもりが、育てられていたのは自分だった話 うわっ、気づいたら終わっていた――そんな感覚が、正直なところだ。 30人の新人講師を務めたこの研修は、期間にして4カ月もない、短いプロジェクトだった。 空いた時間でお小遣いを貯めよう!「アイリサーチ」 ■短期決戦、30人×設計×プログラミング 最初に決まっていたのは、「短期決戦」だということ。 設計の考え方から、プログラミング、そして実際のシステム構築まで。 本来なら、もっと時間をかけたい内容を、一気に30人へ伝える。 正直に言えば、自分自身も経験豊富な訳ではない。 完璧な答えを持っている講師ではなかったと思う。 それでも、「現場で生きるための考え方」だけは、全力で渡した。 ■伝えきれないことが、山ほどある 日が経つにつれ、思いは増えていった。 「これも伝えたい」「あれも必要だ」 でも、現実は時間切れ。 まだまだ伝えられていないことが、たくさんある気がする。 それでも、やれることはやった。 限られた時間の中で、今の自分が出せるものは、すべて出した。 ■最後の報告会と、ほっとした瞬間 最後の報告会が終わった瞬間、肩の力が一気に抜けた。 「ああ、終わったな」 かなり、ほっとした。 その後、先輩と交わした「お疲れランチ」。 何気ない会話なのに、不思議と達成感があった。 ■新人たちは、それぞれの現場へ ほどなくして、各新人にプロジェクト割り当ての指示が出た。 みんな、現場へ散っていく。 これからサーバ関係で生きる人。 提案で勝負していく人。 黙々とプログラムを書いていく人。 道は違っても、同じスタートラインに立った仲間たちだ。 それぞれのプロジェクトで、うまく頑張ってくれるといいな、と心から思う。 ■育てた先に、自分の次がある ほっとした。 でも、同時に気づいた。 自分にも、次がある。 教える側として走り切ったこの経験は、確実に次の一歩につながっている。 完璧じゃなくてもいい。 やれることを、やり切ればいい。 私ならできる!明日から踏み出す