育てたつもりが、育てられていたのは自分だった話 うわっ、気づいたら終わっていた――そんな感覚が、正直なところだ。 30人の新人講師を務めたこの研修は、期間にして4カ月もない、短いプロジェクトだった。 空いた時間でお小遣いを貯めよう!「アイリサーチ」 ■短期決戦、30人×設計×プログラミング 最初に決まっていたのは、「短期決戦」だということ。 設計の考え方から、プログラミング、そして実際のシステム構築まで。 本来なら、もっと時間をかけたい内容を、一気に30人へ伝える。 正直に言えば、自分自身も経験豊富な訳ではない。 完璧な答えを持っている講師ではなかったと思う。 それでも、「現場で生きるための考え方」だけは、全力で渡した。 ■伝えきれないことが、山ほどある 日が経つにつれ、思いは増えていった。 「これも伝えたい」「あれも必要だ」 でも、現実は時間切れ。 まだまだ伝えられていないことが、たくさんある気がする。 それでも、やれることはやった。 限られた時間の中で、今の自分が出せるものは、すべて出した。 ■最後の報告会と、ほっとした瞬間 最後の報告会が終わった瞬間、肩の力が一気に抜けた。 「ああ、終わったな」 かなり、ほっとした。 その後、先輩と交わした「お疲れランチ」。 何気ない会話なのに、不思議と達成感があった。 ■新人たちは、それぞれの現場へ ほどなくして、各新人にプロジェクト割り当ての指示が出た。 みんな、現場へ散っていく。 これからサーバ関係で生きる人。 提案で勝負していく人。 黙々とプログラムを書いていく人。 道は違っても、同じスタートラインに立った仲間たちだ。 それぞれのプロジェクトで、うまく頑張ってくれるといいな、と心から思う。 ■育てた先に、自分の次がある ほっとした。 でも、同時に気づいた。 自分にも、次がある。 教える側として走り切ったこの経験は、確実に次の一歩につながっている。 完璧じゃなくてもいい。 やれることを、やり切ればいい。 私ならできる!明日から踏み出す
新人研修の最終盤、サーバ1台で30人が学んだ本当のこと うわっ……まさか、このタイミングで!? 新人研修は真っただ中。プログラムの実装も大分終わり、いよいよテスト期間に突入していた。全体スケジュールは明確だ。残り1週間でテストを完走し、ラスト1週間はバッファと報告書作成。まさに大詰めだった。 空いた時間でお小遣いを貯めよう!「アイリサーチ」 ■30人、6チーム、そしてサーバ1台 研修は6チーム×5人、合計30人。全チームが同時にサーバへDeployしてテストを進める段階に入った。 だが、現実はシンプルで残酷だった。 サーバマシンは開発機1台。サーバアプリは6インスタンス。お手本として立ち上げていたインスタンスは、とっくに削除している。 ■メモリとCPUを見つめる朝 朝、研修が始まる。 メモリとCPUのモニタ画面をにらめっこしていると、開始直後にキャパシティはほぼMAX。 そして1時間もすると、 「あ、落ちた!」 再起動。 「すみません、もう一度立ち上げます」 また再起動。 この繰り返しが、正直つらかった。 ■あと2週間だけ、という判断 「でも、あと2週間だけだし……」 このために新しいサーバを買うのか? 課長に相談すると返ってきたのは一言。 「頑張って」 ……え?何を、どう頑張る? ■苦肉の策と、悔しさ 結局、時間帯でチームを割り当てる運用にした。 割り当て時間以外は、のんびり雑談している新人たち。 まあ、そうなるよね。 仕方ない。そう自分に言い聞かせながらも、悔しさは消えなかった。 ■環境設計は、学習体験を左右する この2週間で、はっきり学んだ。 環境設計は、技術以上に体験を左右する。 結果として、テストを最後までできなかった人も出てしまった。 申し訳ない気持ちは残った。 ■それでも残ったもの それでも、新人たちは楽しそうだった。 「楽しかったです」 その言葉に、少し救われた気がした。 楽しく学べた。それだけでOKなのか―― そんな問いを胸に残しながら、研修は終わった。 次は、同じ状況を繰り返さない。 次は、環境からちゃんと設計する。 私ならできる!明日から踏み出す