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サーバは机じゃない——“お茶事件”が暴いた開発現場の静かな崩壊

うわっ…サーバの上に湯気立つお茶が置かれている現場に、思考がフリーズした! ■社会人6年目、現場のリアル 社会人6年目、私はある開発プロジェクトにアサインされた。そこは、足の踏み場もないほどごちゃごちゃした開発ルームだった。1人あたりのスペースはわずか80cm。隣のキーボードの音が、そのまま自分の思考に割り込んでくる距離感だ。 ■消えていく会議室 本来議論のためにある会議室は、2つがテストルームに転用されていた。残るはたった1つ。結果、打ち合わせは空きスペースか、立ち話。意思決定の質は、確実に下がっていく。 ■食事すらままならない 食べる場所もない。気づけば、ラックマウントサーバが“机代わり”になっていた。熱を持つ機器の上に弁当。これは冗談ではなく、現実だ。しかも結構危険だ。 ■夜は長く、そして遅い 夜はみんな遅い。私のプロジェクトも例外ではない。他の同期からも同じような話を聞く。「どこも似たようなものだよ」と。つまり、これは個別最適ではなく、業界構造の問題だ。 ■衝撃の“お茶事件” そんな中、同期から衝撃的なニュースが入った。 「サーバにお茶こぼしたらしい」 笑えなかった。 きっと同じような環境だったのだろう。 むき出しのサーバ、置き場のない書類、狭すぎる机。 その中で、ほんの一瞬のミス。 ■紙一重のリスク 正直、こちらも紙一重だった。 すぐに「サーバの上に物を置かないように」と通知を出した。 しかし、置く場所がない。 だから机の上にサーバがあり、その上に書類が重なる。 そして、その上に…… ■改善できない構造 問題は分かっている。 でも、すぐには変えられない。 予算、スペース、納期、すべてが制約だ。 だから現場は“危険を内包したまま最適化”されていく。 ■これがシステム業界の現実 同情しかない。 うなづくしかない。 同じ構造の中に、自分もいるからだ。 この話は極端に聞こえるかもしれない。 だが、似たような環境は確実に存在する。 そして、その上に我々は“高品質なシステム”を求められている。 ■ビジネスとしての問い これは単なる美談でも、笑い話でもない。 「この環境で、本当に持続可能な価値提供ができるのか?」 CXOが向き合うべき問いはここにある。 DXとはツール導入ではない。 現場の“物...

「SIerって何!?」から始まった私のシステム業界への道

― 情報不足の就活を、モノづくりへの想いで切り抜けた ― 「うわっ!会社の仕組みがさっぱり分からない!」 これが、就職活動を始めたばかりの私の正直な気持ちでした。 新人としてどこからキャリアをスタートするかは、人生の中でも大きな決断です。しかし、そんな重要な判断を下すには、圧倒的に“会社の情報”が足りなかったのです。 🎓 大学では企業情報が届かないという現実 大学で得られる企業情報といえば、アルバイト情報と大差ない程度。 高校時代に大学を選んだときは、山のようにパンフレットが高校へ送られてきて、多くの情報を比較できました。しかし、企業に関しては大学にはほとんど情報が来ない。学生自身がフェアやイベントに出向いて、自分で情報をつかみ取るしかなかったのです。 海外と比べれば日本のほうが情報は得やすい状況でしたが、それでも理系の私が接触できた企業は偏っていて、目にするのはシステム系コンサル、ソフトウェア会社、大手のSIerばかりでした。 🤔 「SIerって何?」からの混乱 当時は「SES」という言葉はまだなく、「SIer」という耳慣れない言葉に頭を抱えました。 System Integrator──辞書的に意味は分かっても、実態が見えない。就活の面接では、その言葉をなんとか理解しようと必死に語っていたのを覚えています。システム業界の構造をきちんと理解できないまま、就職活動は進んでいきました。 🔧 立ち返ったのは「モノづくり」 そこで私が頼ったのが「モノづくり」というキーワードでした。 自動車会社のインターンシップに参加した経験もあり、最初は「やっぱり実際に形のあるものを作るのがいい」と考えました。しかし面接で落ち、道は閉ざされました。 その後も多くの会社を回り、最終的にたどり着いたのが日立でした。 最後の面接で私はこう話しました。 「モノづくりをして、技術を磨きたいです。」 そのとき、気づいたのです。 システムだって立派なモノづくりだ、と。 🚀 システムでモノを作る社会人の始まり パソコンやコンピューターには日常的に触れていた私。 形は見えなくても、システムも“誰かの役に立つ道具”を作ることに違いありません。 「ここでモノづくりを学んでいこう!」 そう決意し、私の社会人としての第一歩は始まりました。  ...