ノーコード・ローコードで誰でもアプリが作れる時代!
なんて言葉を聞いてワクワクしている人、ちょっと待った!⚠️ 実はこれ、30年以上前からずっと同じ話を繰り返している って知ってました?
確かに、ノーコード・ローコードはプログラミングのハードルを下げ、DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる夢のような技術です。でも、「誰が管理するのか?」「バグが出たらどうするのか?」という本質的な問題は、昔から変わっていません。私は20年前にEXCELの設計書からプログラムを自動生成するツールを作っていた けど、その時も同じ問題に直面しました。
では、ノーコード・ローコードの未来は本当に明るいのか?その落とし穴とは?システム開発の歴史を振り返りながら、DXの進化の本質を探ってみましょう!
🔍 そもそも、ノーコード・ローコードって本当に新しいの?
「最近、ノーコード・ローコードがすごい!」なんて話を聞くと、まるで革新的な技術のように感じますよね。でも、よく考えてみてください。
✅ 1990年代 → HTMLが普及し、「コードを書かずにWebページが作れる!」と話題に
✅ 2000年代 → VBA(Excelのマクロ)が「プログラミング不要で業務自動化ができる!」と流行
✅ 2010年代 → RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が「業務を自動化できる!」と話題に
✅ 2020年代 → ノーコード・ローコードが「誰でもアプリが作れる!」とブームに
ね?結局、時代が変わっても「簡単にプログラムが作れる」ツールが出てくるたびに、同じことを言ってるんです。
💡 20年前に作った「自動プログラム生成ツール」
私は20年前、EXCELの設計書からプログラムを自動生成するツールを開発しました。考え方は今のノーコード・ローコードと同じで、「設計書を作るだけで、すぐに動くプログラムができる」 というもの。
当時の企業も「すごい!これがあればプログラマーはいらない!」と盛り上がりました。
でも、現実は違いました。
❌ ツールが生成するコードにバグがあったら、誰が責任を取るのか?
❌ セキュリティの問題が発生したとき、誰が対処するのか?
❌ システムを作るのは簡単になったけど、管理とメンテナンスをどうするのか?
結果として、「ツールの品質保証は企業が負う」という形になり、最終的には「やっぱりプログラマーが必要」という結論に落ち着きました。
⚠️ ノーコード・ローコードの落とし穴
ノーコード・ローコードは、確かに便利です。でも、そこには見落としがちな 3つの大きな落とし穴 があります。
① バグやセキュリティの責任は誰が取る?
コードを書かなくてもアプリが作れるのは良いですが、もしバグが発生したり、セキュリティの問題が起きたら?その責任は誰が負うのでしょうか?使うと判断した人が責任を取らなければならない という事実を忘れてはいけません。
② 「誰がメンテするの?」問題
VBAが流行った頃、多くの企業が業務システムをVBAで構築しました。でも、その後どうなったか?「作った人が辞めて誰もメンテできない」 という事態が続出!今でもVBAのブラックボックスに悩まされている企業は少なくありません。
ノーコード・ローコードも同じ運命をたどる可能性があります。「誰が管理するのか?」を考えずに導入すると、後で大きな問題になります。
③ 結局、ノーコード・ローコードは「楽ではない」
「簡単に作れる!」と言われるノーコード・ローコードですが、実際に使いこなすには 設計の知識、システムの理解、トライ&エラーのプロセス が必要です。簡単になったとはいえ、やることの本質は変わっていません。
🌎 DXの未来とノーコード・ローコードの役割
では、ノーコード・ローコードはDXにとって無駄なものなのか?そんなことはありません。
✅ アイデアをすぐに形にできる → プロトタイピングには最適!
✅ 非エンジニアでもシステム開発に関われる → 企業のITリテラシー向上に貢献!
✅ 正しく管理すれば、効率化が進む → IT部門と業務部門の連携が鍵!
でも、これらを実現するためには、「ノーコード・ローコードの限界を理解した上で活用する」 ことが重要です。
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📌 まとめ:ノーコード・ローコードを使う前に考えるべきこと
1️⃣ 「誰が責任を取るのか?」を明確にする
2️⃣ 「誰がメンテするのか?」を決めてから導入する
3️⃣ 「なぜこのツールを使うのか?」をストーリーとして考える
4️⃣ 「DXを進めるための手段の一つ」として冷静に使う
ノーコード・ローコードは決して魔法のツールではありません。でも、正しく使えばDXの強力な武器になります。
「簡単にできる!」という言葉に惑わされず、本当に自社のDXに必要かどうか?しっかり考えて活用しましょう!
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