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レゴなんて習ってもムダ?その一言に、私はモヤモヤが止まらなかった。

レゴなんて、習っても仕方がないでしょ?



ある日、駅前で聞こえてきた何気ない会話。その言葉に、私はなぜか引っかかってしまいました。え?レゴって、ムダなの?

確かに、レゴは家にあれば遊べるもの。説明書を見て、組み立てて、壊して、また作って…そうやって子どもたちは自由に発想を広げ、創造の世界へと没頭できる。私の子どもも、特別にレゴを「習っている」わけではありません。でも、それで「意味がない」とは、私はまったく思わないのです。

むしろ、レゴには習う価値がある。その理由を、改めて考えてみました。


■ 自由って、実はすごく難しい

家にレゴがあっても、気づけば他のおもちゃに夢中。スマホやゲーム、テレビの誘惑に押され、レゴにはなかなか手が伸びない。実際、何もないところから「自由に作ってごらん」と言われても、大人だって戸惑うものです。

「何でもいいからアイデアを出して」
「ご自由にご提案ください」

ビジネスの場でも、こんな言葉にドキッとしませんか?多くの人が、次にこう続けます。

「サンプルとか、前例とか、ありませんか?」

自由な発想って、何もない状態から始まると逆にハードルが高いんです。


■ レゴを習うって、こういうこと

レゴの教室では、先生がいて、テーマがあり、時には設計図があります。そして、子どもは「何を作るか」「どう組み立てるか」を考え、仲間と協力しながら手を動かします。

・アイデアを考える(=企画)
・どう作るか計画する(=設計)
・実際に組み立てる(=実行)
・発表する(=アウトプット)

この流れ、どこかで見覚えありませんか?そう、これってまさに「プロジェクトの進め方」。社会に出てから必要なスキルが、遊びを通じて自然と身についていくのです。


■ 親の役割と、レゴを習う価値

もちろん、家でレゴを楽しむこともできます。でも、「一緒に考える」「見本を見せる」「できたことを褒める」というサポートが必要。これが意外と難しい。

共働き家庭、兄弟の年齢差、家のスペースや時間の問題…。だからこそ、教室という“環境”に頼るのも、ひとつの選択肢です。

「習わせる=スキルを詰め込む」ではなく、
「習わせる=思考と創造を後押しする」ために。


■ レゴから、社会で生き抜く力を学ぶ

子どもにとって、遊びは学びそのもの。特にレゴは、「自由な発想」と「具体的なアウトプット」をつなぐ、貴重な教材です。

「レゴなんて、習っても仕方がない」

その言葉に、私は今こう答えたい。

「レゴで学べることは、学校じゃ教えてくれないんです!」

楽しく、夢中になって学ぶ。その経験は、将来きっと、壁を乗り越える力になります。


明日から、わたしもレゴで一歩前へ。私ならできる!

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