DXって、なんか胡散臭くない?から始まった…
うわっ、また出たよ、"DX"!なんでもかんでも“X”ってつければカッコいいと思ってるでしょ?
そう思ったのは、数年前の会議室。ある役員がぼそっと言ったんです。
「DXって、結局IT部門の話だよね?」って。
ああ、それ言っちゃう?と当時の私は少し悔しい気持ちになりつつも、どこか納得していた自分もいました。確かに「デジタル」と聞くと、ツールとか、クラウドとか、AIとか、なんだか小難しい“IT寄り”のイメージが先行してしまう。でも、それだけじゃ、DXの本質は伝わらない。
実は、“X”が本当に言いたかったこと
昔、流行りましたよね。CX(Corporate Transformation)、AX(AI Transformation)、BX(Business Transformation)──「何とかX」ってつけるのが一種のブームに。
要は全部、「変革しよう」ってことだったんです。
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AIを使ったらどうなる? → AX
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ビジネスモデルを変えたら? → BX
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組織文化ごと刷新したら? → CX
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デジタルで未来を描いたら? → DX
でも、今生き残ってるのはDXだけ。なぜでしょう?
DXだけが生き残った理由
それは、IT部門が「ただのインフラ屋さん」から脱皮しようとしたから。
サーバーやネットワークを守るだけじゃない。業務プロセスそのものを理解し、どうしたら仕事がもっとスマートになるか、現場に寄り添う存在になろうとした。
だから「デジタル」という言葉が選ばれたんです。
でも、ここで大事なこと。IT部門だけじゃ、変われない。
部門横断の「変革チーム」こそ、DXの真髄
IT部門は確かに、社内全体に影響を与えやすいポジションです。メール1つ止まれば全社が困るし、システム1つ変えれば業務フローも変わる。でも、**「何を変えるか」**を決めるのは、現場の人たち。
営業がどう売るか。
マーケがどう伝えるか。
製造がどう作るか。
経理がどう締めるか。
全部が変革の対象なんです。
「IT部がやってくれるでしょ?」
その発想はもう古い。全員が当事者にならなければ、会社は本当には変われない。
「私たちにできること」から始めよう
「DXって結局よくわかんないし、自分に関係ないよね」──
そう感じる人がいても、全然OK。むしろ最初はそれが普通。
でも、“何かをより良く変えたい”という思いは、誰にでもあるはず。
たとえばExcelでやってる集計作業をちょっと自動化してみる。
毎月の報告を動画でまとめて、チームの時間を減らしてみる。
それだって立派なトランスフォーメーションです。


明日を変えるのは、今日の一歩から!
DXって、特別な人だけがやるものじゃない。全員でやるから意味がある。
そして、それは私たち一人ひとりが「変わろう」と思えるかどうかにかかっているんです。
会社を、仕事を、自分を、もっと良くしたい。
その気持ちがあれば、大丈夫。
できる、私ならできる!
明日からのトランスフォーメーション、あなたから始めてみませんか?
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