現場を渡り歩いてわかった、働き方とキャラの違い
「え、同じ“システム屋”なのにこんなに違うの!?」
最初にスタートアップの開発室に入ったとき、思わず声が出た。
私のキャリアの出発点は“大手”。そこから中堅SIerと連携し、最近になって小規模・スタートアップとも組むようになった。すると、同じ「システム屋」という肩書でも、空気・スピード・価値観がまるで別世界だと痛感した。
大手編:昇進・管理・納期で走る、真面目なエリート集団
就活を勝ち抜いてきた大卒メンバーが多く、きっちり・正確・責任重視。
コードを書くより、プロジェクト管理・工程設計・全体統制の力を磨く人が多かった。
昇進レースや評価を意識しつつ、タイムラインと常に格闘。ときに衝突はあるが、基本は誠実で協調的。
「決めたことはやり切る」文化が強く、チームで成果を積み上げる感覚が心地よかった。
中堅編:多様性の宝庫、影で燃える“内勤営業”文化
次に組んだ中堅SIerは、キャリア背景がバラバラ。他業界からの中途入社が多く、技術レベルも性格も幅広い。
・黙々とコードを焼き続ける職人タイプ
・困ったら全部受け止める「兄貴」タイプ
・技術より関係構築が得意な人
面白かったのは、部長クラスが常時「次の案件ない?」と営業モードだったこと。
名目上のプロジェクトリーダーは社内報告&顧客対応で多忙、実際の現場コントロールはサブリーダー(影の司令塔)が担う構図が定番。
未婚メンバーも多く、深夜の自販機コーヒーで乗り切る文化は、今も忘れられない。
スタートアップ編:技術×コミュ力ハイブリッド宇宙人(褒め言葉)
最近関わり始めた小規模・スタートアップのメンバーは、とにかく速い・軽い・話が通じる。
最新クラウド、API連携、AIツールを即導入。「昨日触ったので今日デモします」レベルの機動力。
しかもコミュニケーションが巧みで、技術の説明をビジネス言語に翻訳できる人が多い。
夜遅くまでSlackが動いていても「やらされ感」より“創ってる楽しさ”が漂うのが印象的だった。
どこも違う、でも“チームで創る”面白さは一緒
文化は違っても、共通していたことがある。
誰かが困れば誰かが動く。
納期前は笑いながら走り切る。
技術で仕事を、仕事で人をつなげる。それが「システム屋」のコアなんだと思う。


明日から踏み出そう:私ならできる!
大手出身でも、中堅と組んでも、スタートアップと挑んでもいい。
キャリアに正解はない。
違いを面白がりながら、自分の居場所を増やしていけばいい。
私ならできる!明日から踏み出す。
あなたも、次のプロジェクトで「システム屋の世界旅行」、始めてみませんか?
コメント
コメントを投稿