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「バグは仕込めるの?」──新人時代の冷や汗ストーリー

YES、仕込めます(正確には“見逃せます”)




「うわっ!そんなことってある!?」
そう思わず声をあげたのは、私が新人時代に銀行システムの開発に関わっていた頃のことです。テーマはズバリ、「バグって仕込めるの?」。結論から言うと──YESです。 もっと正確に言えば、意図して仕込むというより「見逃してしまう」のです。私自身、まさにその経験をしました。


あの日の現場

まだ右も左も分からない新人の頃。担当したのは、銀行のWebシステムの一部。夜遅くまで先輩や同僚と机を並べ、必死にプログラムを書き続けていました。

テストも徹底していました。1ページにつき100個ものテストケースを用意し、思いつく限りのパターンを試しました。結果をエビデンスにまとめ、「よし、これで完璧だ」と胸を張れるほどやり切った感覚があったのです。


ふと気まぐれに入力した値

全テスト完了後、何気なく手が動き、気まぐれに値を入れてボタンを押しました。すると──「あれ?」。予想と違う画面が出てきたのです。

けれどその瞬間、私の頭の中は「でもテストケースは全部やった」「エビデンスもそろってるし、たまたまおかしくなっただけだろう」という自己防衛モードに突入。意識せず打ったため、どんな値を入力したかすら記憶していませんでした。

似たような値を試しに入れてみると、今度は正常な画面。やっぱり気のせいだろう──そう自分に言い聞かせ、そっと画面を閉じました。そして、その違和感は記憶のかなたに押しやられていったのです。


本番での冷や汗

翌週、システムは本番環境へ移行。本番受入テストでも異常は報告されませんでした。

ところが1週間後、銀行から一本の連絡が。「特定の操作で問題が出ているようです……」。送られてきた画面を見て、背筋が凍りました。それは、あの日“ふと見た画面”そのものでした。

冷や汗なのか脂汗なのか分からない、嫌な汗が流れました。黙って追加のテストケースを作り、修正版プログラムを急ぎ納品。あのときの緊張と反省は、今でも忘れられません。


バグとの向き合い方

あの出来事を振り返って思うのは、「完璧なテストなど存在しない」という事実です。人が作る以上、必ず見逃しやバグは起きる。大事なのは、それを正面から受け止め、次に活かす姿勢なのだと思います。

あの経験を境に、私は「偶然の違和感を軽視しない」ことを心がけるようになりました。ふとした疑問や小さな違和感は、しばしば重大なヒントになるからです。


明日からの一歩

新人時代のあの冷や汗ストーリーも、いま振り返れば貴重な糧です。失敗を恐れず、学び続けることでエンジニアは成長できる。だからこそ、最後にこう言いたい。

👉 「私ならできる! 明日から踏み出す一歩が未来を変える。」

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