日本人は“止まらない前提”に慣れすぎている
「うわっ!動いてない!?」
そんな瞬間、あなたはどうしますか?
日本で暮らしていると、システムが“止まる”経験って本当に少ないですよね。電車の券売機が動かない場面なんて、ほとんど見たことがない。もし使いにくさを感じても、すぐ横に駅員さんが立っていて、笑顔で助けてくれる。銀行システムだって、事前に「メンテナンス時間です」と通知される以外で止まっている光景は、まず見ません。
あの頃の「システム停止=大事件」
2000年頃、取引所のシステムが一度止まっただけで、新聞の一面を飾る大問題として報じられました。あのとき私はふと考えたのです。
「じゃあ、外国の取引所システムって、どのくらい安定してるんだろう?」
調べてみると、驚くべき事実が出てきました。
実はけっこう止まっているんです。なんと3カ月に1度くらいはトラブルが発生していて、オープンが少し遅れたり、一部の投資家だけアクセスできなかったり。
でも、それが新聞を騒がすことはほとんどありません。
なぜなら──「止まることが当たり前」という文化が根付いているからです。
外国製システムが日本にやってきた
最近は日本にも海外製システムが次々と導入されています。たとえばChatGPTのような生成AIサービス。便利だけれど、止まることもあるし、止まらなくても「え?この回答おかしくない?」という場面も珍しくありません。
つまり、世界標準は「システムは止まるもの」。
にもかかわらず、日本人は「止まらないこと」に慣れすぎている。だからこそ、止まった瞬間に焦ったり、イライラしたりしてしまうのです。
じゃあ、どうすればいいのか?
答えはシンプルです。
-
止まってもイライラしないこと
→ 「ああ、よくあることだ」と心の余裕を持つ。 -
呼吸を整えること
→ 一度目を閉じて、深呼吸。瞑想してみるのもありです。 -
そして、再起動
→ 多くの場合、システムは戻ってきます。人間も同じ。リセットして次に進めばいいのです。


明日からの一歩
システムが止まる瞬間は、自分の心を見直すチャンスでもあります。
「止まるのが当たり前。だからこそ、立ち止まった時間をどう使うか。」
私はそう考えるようになりました。
👉 「私ならできる! 明日から踏み出す一歩が未来を変える。」
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