― 情報不足の就活を、モノづくりへの想いで切り抜けた ―
「うわっ!会社の仕組みがさっぱり分からない!」
これが、就職活動を始めたばかりの私の正直な気持ちでした。
新人としてどこからキャリアをスタートするかは、人生の中でも大きな決断です。しかし、そんな重要な判断を下すには、圧倒的に“会社の情報”が足りなかったのです。
🎓 大学では企業情報が届かないという現実
大学で得られる企業情報といえば、アルバイト情報と大差ない程度。
高校時代に大学を選んだときは、山のようにパンフレットが高校へ送られてきて、多くの情報を比較できました。しかし、企業に関しては大学にはほとんど情報が来ない。学生自身がフェアやイベントに出向いて、自分で情報をつかみ取るしかなかったのです。
海外と比べれば日本のほうが情報は得やすい状況でしたが、それでも理系の私が接触できた企業は偏っていて、目にするのはシステム系コンサル、ソフトウェア会社、大手のSIerばかりでした。
🤔 「SIerって何?」からの混乱
当時は「SES」という言葉はまだなく、「SIer」という耳慣れない言葉に頭を抱えました。
System Integrator──辞書的に意味は分かっても、実態が見えない。就活の面接では、その言葉をなんとか理解しようと必死に語っていたのを覚えています。システム業界の構造をきちんと理解できないまま、就職活動は進んでいきました。
🔧 立ち返ったのは「モノづくり」
そこで私が頼ったのが「モノづくり」というキーワードでした。
自動車会社のインターンシップに参加した経験もあり、最初は「やっぱり実際に形のあるものを作るのがいい」と考えました。しかし面接で落ち、道は閉ざされました。
その後も多くの会社を回り、最終的にたどり着いたのが日立でした。
最後の面接で私はこう話しました。
「モノづくりをして、技術を磨きたいです。」
そのとき、気づいたのです。
システムだって立派なモノづくりだ、と。
🚀 システムでモノを作る社会人の始まり
パソコンやコンピューターには日常的に触れていた私。
形は見えなくても、システムも“誰かの役に立つ道具”を作ることに違いありません。
「ここでモノづくりを学んでいこう!」
そう決意し、私の社会人としての第一歩は始まりました。


🌟 結論:私ならできる!明日から踏み出す
情報不足に悩み、言葉に迷い、壁にぶつかりながらも、私は「モノづくり」という軸を頼りにシステム業界に進みました。結果として、その選択は私を大きく成長させてくれたのです。
就職活動もキャリアの選択も、正解はありません。大切なのは「自分の軸を見つけること」と「そこで一歩を踏み出す勇気」。
だからこそ、今の私が言えるのはこの言葉です。
👉 私ならできる!明日から踏み出す。
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