「見せる」だけじゃ、もう足りない。
SNSという“舞台”で進化する、コミュニケーションという名のシステムとは?
なんてこった!会話ですら、システムの中で設計される時代が来るなんて──。
私は、かつて“システム”という言葉を、もっと冷たく、無機質なものだと思っていました。
つなぐシステム、見せるシステム、貯めるシステム。データベースに保存し、APIで連携し、フロントに表示する。それが私の知っていた「システム」でした。
けれど、今や時代は違います。
Webページで「見せる」だけでは届かない。
SNSで「つながる」だけでも足りない。
私たちは今、「伝える」をシステムとして構築しなければならない時代に生きているのです。
SNSという“感情のプラットフォーム”
システムの進化は止まりません。
HTML、CSS、JSで「見た目」を整えていた時代から、今ではInstagram、Threads、TikTok…
感情をシェアするプラットフォームが、社会の中心になりました。
昔はWebに載せれば見てもらえる時代でした。
でも今は「共感されるストーリー」がなければ、何も始まらない。
情報は、双方向にやり取りされて初めて価値を持つのです。
これが、今主流になりつつある「コミュニケーションというシステム」。
ストーリーを戦略的に設計し、ユーザーとどうやり取りを重ねていくか?
その裏側では、チャット、DM、コメント通知、リアクション、アルゴリズム……無数の“見えないシステム”が支えています。
「ファイル共有」から始まった革命
思い返せば、私たちは情報共有のシステムと共に進化してきました。
最初はファイル共有。そこからオンラインゲームのリアルタイムチャットへ。
日本ではミクシーや2ちゃんねるが盛り上がり、世界ではFacebook、LinkedIn、X(旧Twitter)が出現。
人と人がデジタルでつながるという体験が、一気に“当たり前”になっていった。
そして今や、企業もプロダクトも、すべてが「ストーリー戦略」と「コミュニケーション戦略」で評価される時代です。
システム屋も、心を学べ
こんな時代において、エンジニアに求められるのは、
単なるコーディングスキルではありません。
どんなUXを提供するか、どんな感情を届けるか──「仕組みの先にある体験」までを設計することが求められています。
つまり、システム屋も、“感情”や“人の流れ”に目を向けなければならないのです。
技術の進歩を柔軟に取り込み、「伝えるシステム」をどう実現するか。
未来は、もっと“リアル”へ
これからのコミュニケーションは、きっとよりリアルに、より体感的になっていくはずです。
VRやAR、触覚技術やAI生成によって、空間や時間を飛び越えたやり取りが可能になる。
「そこにいない誰かと、同じ空気を共有する」──
そんな未来も、決して夢物語ではありません。


明日から踏み出す
今の私は、まだ“伝えるシステム”を完璧には作れないかもしれない。
でも、この進化にワクワクしている自分がいます。
時間も距離も越えて進化していくこの世界の中で、私もまた、コードを書く手を止めずにいたい。
私ならできる。明日から、また一歩踏み出す。
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