スピーチが長くなる、まとまらない…それでも諦めずに磨いた“伝える順番”のデザイン
🌀 ストーリーは「順番通り」では伝わらない
「えっ!? ストーリーって“順番”じゃないの!?」
初めてそう言われたとき、私は頭が真っ白になった。スピーチの原稿を一生懸命作っていたのに、「何を伝えたいの?」と聞かれて答えられなかったのだ。
やっぱりスピーチにおいて、ストーリーの組み立ては外せない。けれど、その“組み立て方”が一番難しい。最初は、ただ時系列に沿って、出来事を順番に説明していた。ところが、聞き手の反応は薄く、「伝わらない…」と感じることばかりだった。
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🎯 伝えたいことが多すぎて、まとまらない
「でも、何を伝えたいの?」と問われても、正直わからなかった。
伝えたいことが多すぎて、あれもこれも全部話さなきゃと詰め込み、結果、時間オーバー。嘘は言いたくないし、省略するのも不安。そうして内容が膨らみすぎて、聞く方も疲れてしまう。
🔍 削る勇気が、伝わる力を育てる
どうすればいいのか——最初は本当にボロボロだった。
今でも決して上手いとは言えない。でも、場数を踏むうちに、少しずつ「伝わる構成」が見えてきた。
何度か発表していると、人の反応が読めてくる。
「あ、この部分で注目してもらえる」
「ここを話しても響かない」
「この資料は出しても見てもらえない」
そんな経験の積み重ねが、自分の“削る力”を育ててくれた。
✂️ 「何を残すか」を決める勇気
やがて気づいた。——内容を削っても、伝わる本質は変わらない。
むしろ、少し余白を作り、強調したい部分に時間を使った方が、相手の心に届く。全部を話すのではなく、「何を残すか」を決めることが、ストーリーづくりの第一歩なのだ。
💪 場数がすべてを変える
そして何より、これは練習でしか身につかない。
何度も人前で話し、失敗して、修正して、また挑戦していく。その繰り返しの中で、伝える力は確実に磨かれていく。
スピーチもストーリーも、“完璧な順番”なんて存在しない。
大切なのは、「伝えたい想い」が聞き手に届くように、構成を試し続けること。
🌱 明日からの一歩へ
だから今日も、私は次の話を練りながら思う。
私ならできる。——明日から、また一歩踏み出そう。
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