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え、プレゼンって資格試験で鍛えられるの⁉️IPA『プロジェクト・マネジメント試験』を活用した最強トレーニング!

 新人のプレゼンスキル、どうやって鍛える?



そう聞かれて、当時の私は悩んだ。

コンサル時代、20人の新人研修で「プレゼン資料作成の特訓をしてほしい」というミッションを受けた。
ただ、実務経験のない新人に、いきなり難しいケースを考えろと言っても無理がある。

そこで、思いついたのがIPAの『プロジェクト・マネジメント試験』を活用する方法だった!📚✨

「え、資格試験の問題でプレゼン練習?」 と思うかもしれない。
でも、これが驚くほど効果的だったのだ。


🎯 IPA試験問題がプレゼン練習に最適な理由

一般的なプレゼン練習では、特定の企業のサービスや、単純なケーススタディを使うことが多い。
しかし、それでは実際のビジネスで直面する複雑な問題には太刀打ちできない。

一方、IPAのプロジェクト・マネジメント試験の問題は違う!

複雑な背景を持つ事例問題が多い
新人が経験できない大規模プロジェクトの全体像を学べる
問題の本質を見極める力が鍛えられる

特に、IPAの試験問題は、単なる「1つの問題」ではなく、背景・課題・利害関係者・リスク などが組み込まれていて、リアルなビジネスの状況と非常に近い。

「これを使えば、プレゼンスキルを爆速で伸ばせるかもしれない…!」

そう確信し、実際に新人たちに1日かけてIPAの試験問題から5枚のプレゼン資料を作らせるトレーニングを開始した。


📌 実践!IPA試験問題をプレゼンに落とし込む方法

1️⃣ 状況把握:問題文を正しく読み解く!

まず、新人たちにはIPA試験の事例問題を配布。

「このプロジェクトは、何を解決しようとしているのか?」
「ステークホルダーは誰か?」

問題を読み込ませ、重要なポイントを整理させた。

🔹 ポイント: 「何が問題なのか」をシンプルに言語化できるかがカギ!


2️⃣ 背景の構造化:情報を整理し、因果関係を可視化する

多くの新人がつまずくのは、**「問題の全体像を整理する」**こと。

ここで、ロジックツリーやフレームワーク(例えばMECEや5W1H)を使って構造化することを学ばせた。

例:
✅ 「システム開発の遅延」は、要因A・B・Cが絡み合っている
✅ クライアントとベンダーの間の認識齟齬がある
✅ コスト削減と品質向上のトレードオフが発生している

ここまで整理できると、話が一気に分かりやすくなる!


3️⃣ 問題点の明確化:論点をシンプルに!

IPAの試験問題は、問題の本質が分かりにくいように作られている。

だからこそ、「結局、このプロジェクトの最大の課題は何か?」を明確にする訓練ができる。

新人たちには、以下のフォーマットを使って、プレゼンの1枚目にシンプルに課題を整理するよう指導した。

現状: ○○が発生している
課題: その結果、△△という問題が起こっている
影響: このままだと、□□のリスクがある


4️⃣ ソリューションの提案:結論を明確にする

問題が整理できたら、次は解決策の提示。

「この問題に対して、どんな選択肢があるのか?」
「それぞれのメリット・デメリットは?」

この部分をシンプルかつロジカルに説明する力が、プレゼンでは超重要!


📈 トレーニングの成果:新人の成長が爆速!

このトレーニングを繰り返すことで、新人たちの状況把握能力・構造化能力・プレゼン力が飛躍的に向上した。

初めは「え、こんな難しい問題無理っす…💦」と言っていた新人たちが、数回の訓練で「この問題の本質は、○○ですね!解決策は△△が有効です!」と、スパッと説明できるようになったのだ。

プレゼンは「話すスキル」ではなく、「整理して伝えるスキル」!

それを、IPAのプロジェクト・マネジメント試験の問題が完璧に鍛えてくれた。


🚀 まとめ:プレゼンは、論理的思考 × 計画力 で伸びる!

🔹 IPAの試験問題は、リアルな事例が多く、プレゼン練習に最適!
🔹 複雑な問題を構造化し、シンプルに整理する訓練ができる!
🔹 この訓練を繰り返せば、実務でも通用するプレゼン力が身につく!

資格試験の問題を使ってプレゼン練習?ありえない!」と思うかもしれない。
でも、実際にこの方法を試した結果、新人の成長速度は爆速だった!

もし「プレゼン力を上げたい!」と思っているなら、ぜひIPAの試験問題を活用してみてほしい!

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