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“全部やらない”が正解? ― 上司の期待と自己判断のバランス術(後編)

空いた時間、何してる?

意外と評価される“チーム外活動”



海外チームメンバーが、手が空いた時間にやっていたのは、チームのKPIに直接関係しないけど“面白そうな取り組み”。最初は「なにしてるの?」と不思議に思っていた。けれど、ふとしたタイミングでそのアイディアが上層部の目に留まる。すると「それ、チームでも取り入れてみよう」と一気に正式プロジェクトに昇格。彼らは意図せず、“自分の土俵”を作っていたのだ。

【上層部の心理】チームの方針も“悩みながら”決めている

そのとき気づいた。「上層部も絶対の正解がわからないまま、方針を出している」という事実。だからこそ、誰かが別のやり方で成果を出したら、すぐにそっちを“正解”にしたくなる。つまり、チームの方針は“固定”ではなく、“仮説”。であれば、自分が信じる方法も少しはやっておいた方がいい。成功すれば一気に主役になれるかもしれないのだから。

【100%従うリスク】20〜40%は“自分の信念”で動く

それ以来、私はこう決めた。
「上司の方針に70%乗る。でも、30%は自分の感覚を信じる」と。
全面的に従うと、自分が壊れてしまうリスクがあるし、チームの方向性が間違っていたら巻き込まれるだけ。だから、自分の得意な分野・やりたい分野は細く長くでも進めておく。その“少しの積み重ね”が、次のチャンスを引き寄せてくれる。

【結論】協調と主体性。二刀流で進めば、道はひらける

結局のところ、上司の言うことを100%聞く必要はない。でも無視していいわけでもない。
大事なのは、「チームの一員であることを忘れずに、自分の個性も活かす」こと。
その両立ができるようになれば、仕事はもっと楽に、楽しくなる。

【最後に一言】

明日から、ほんの少しだけ“自分の信じる道”を並走させてみよう。
「私ならできる。」そう思える一歩を、一緒に踏み出そう。

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