パズルじゃん!
ある日、うちの息子が苦手な算数の宿題を見て叫んだ言葉です。感嘆符つけて喜ぶくらいなら、普段からもっとちゃんとやってくれ…という思いはさておき、その言葉が妙に心に残りました。
最近、算数が苦手な子が増えていると聞きます。計算のスピードも、文章題の理解も、「難しいから」と飛ばす子も多い。うちの息子も例外ではありません。特に、応用問題や図形問題になると完全スルー。それでもゲーム感覚で「パズル」と思えたとき、彼の目がキラッと光るんです。
ふと、思いました。
「算数って、本当に将来の役に立つんだろうか?」
「今やってる勉強って、プログラミングに関係あるの?」
そんな声を親からも、子どもからも聞いたことがあります。
そこで、システム屋としての視点で、ちょっとまじめに考えてみました。
プログラムは、数学を動かす装置?
もともとプログラミングは「電子計算機」で複雑な数学の問題を解くために生まれました。今のAIや機械学習も、基礎にあるのは確率統計や線形代数など、算数・数学の理論です。
たとえば、言葉を予測して出す「ニューラルネットワーク」も、その元になっているのは確率論の応用。つまり、プログラムとは「数理モデルを動かすための手段」といっても過言ではないのです。
算数できたら、プログラミングできるの?
もちろん、算数ができたからといって、すぐにプログラマーになれるわけではありません。でも、論理的に考える力、パターンを見つける力、計算式を分解して考える力――これらは、どれも算数で鍛えられるものです。
子どもたちが算数を「パズル」みたいに楽しめたら、将来プログラミングに向き合うときにも抵抗が少なくなるかもしれません。
今の勉強は、ちゃんと未来につながってる
プログラムを書くとき、最も大事なのは「順序よく、わかりやすく、正確に伝える」こと。まさに算数の文章題や図形問題を解く力と似ています。
だから、算数はただの計算だけじゃない。
「筋道を立てて考える力」を育てる、大切な種なんです。


最後に
私はこう思います。
今、目の前の算数の問題に取り組むことは、ただテストで点を取るためじゃない。
未来の仕事や生活の中で、「自分の考えを形にする力」を身につける第一歩。
「私ならできる!」
そう思えたら、明日からの新たな一歩は、きっと少しだけ軽くなる。
信じて、進んでいこう!
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