速すぎるって!
そんな衝撃を受けたのは、初めてアメリカ人とビデオ会議をした日。スラング連発、地元トーク全開、しかも全然スピード落としてくれない。そう、実は私にとって一番聞き取りづらいのは、“アメリカ人の英語”なんです。
英語にも「国民性」が出る!
私たち日本人にとって、英語は“第2言語”。そして、世界の多くの人たちにとっても同じ。インド人、フランス人、スペイン人、東欧の方々、それぞれ母国語に影響を受けた英語を話します。
発音のクセ、話し方のリズム、使う表現、全部が少しずつ違う。
ただ、私には幸いなことにフランス語とスペイン語を少し勉強した経験があり、フランス人やスペイン人の英語のクセは比較的馴染みやすかった。聞き取るのにもそれほど困らなかったんです。
一方で、東欧系のアクセントはかなり苦戦しました。子音が強くて、英語だけど別の言語に聞こえる。英語って、奥が深い…。
じゃあインド人の英語は?
実は、意外とスムーズに慣れたのがインド人の英語。もちろん最初は戸惑いました。独特のイントネーションや、早口でまくしたてるような話し方。でも、それよりも彼らの「話しやすさ」に救われました。
というのも、インド人も英語が第2言語。子供のころから英語教育を受けていて、語彙は豊富。でも基本的には中学英語レベルの単語で、きちんと論理立てて話してくれる人が多い。
それに、こちらが「ちょっとゆっくりお願いできますか?」と頼むと、本当にスピードを落としてくれる。それも、ちゃんと“わかる”表現で!
インド英語にも多様性あり!
インドといっても、出身の州や教育環境でアクセントや話し方に差があります。ある人はとてもフォーマルで明瞭、ある人は感情豊かでリズミカル。それでも一貫して感じるのは、相手の理解を気にしてくれる姿勢。だから、怖くない。
つまり、インド人と話すときは「同じ英語学習者同士」という安心感があるんです。英語がわからないときの「わからない感じ」も共有できる。これは、本当に大きな支えでした。
でも……問題はここから。
次回の後編では、私がなぜアメリカ人の英語にいまだに苦労しているのか、そのリアルをお届けします。
「え、英語ネイティブなのに、なぜそんなに聞き取りにくいの?」
その答えは、次のブログで!
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