世界と比べた日本のAI活用、その“本当の現在地”を語ってみた。
■ 突然の呼び出しと「日本のAI戦略」要請
「うそでしょ?日本ってそんなに遅れてるの?」
ある日、アメリカの本社から急にメールが飛んできた。
内容はこうだった。「日本のAI戦略と活用事例を明日までに提出してくれ」
いかにも急な話。でも、そんな時に私はふと思ったのだ。
“いや、日本、意外と進んでるけどな…”と。
■ データで見ると「遅れてる」?
最近よく見かけるのが、「日本はAI後進国だ」という論調のニュース。
世界のAI導入率ランキング、AI人材育成スコア、生成AI活用割合……。
どれも日本は“下位”にいて、「だから遅れてる」と結論づけてしまう。
でも、グローバル企業の現場で日々AIと向き合っている身としては、
その「遅れてる説」には、ちょっと違和感がある。
■ グローバル現場から見える本当の姿
確かに、米国ではChatGPTなどを使ったアイデアブレストや、
社内ツールとの統合提案など、会議は活発だ。
でも、みんなが明確なAIの定義を持っているわけじゃない。
「AIって、RPAのこと?」「ML?それともGenAI?」
なんなら、本社の上層部ですら“AIって何だっけ”状態のまま、
「使え!広げろ!」と現場に指示してきたりする。
■ 日本のAI活用は「地に足」タイプ
じゃあ、日本は?
実際には、社内の業務を支えるAIベースの自動化ツールを着実に導入したり、
生成AIで社内ナレッジを再整理したり、
小さな業務効率化を重ねる地道な“攻め”が進んでいる。
海外が「派手さ」で目立つなら、
日本は「確実さ」で信頼を築いていると言える。
■ 中国・欧州との違いは「文化」より「投資姿勢」
中国は、ともかく「まずやってみる」文化が強く、試験導入のスピードは速い。
ヨーロッパも意識は高いが、「できる人・できない人」の格差は大きい。
どこの国も、まだ試行錯誤の途中。
違いを生んでいるのは、文化よりも「投資姿勢」だと私は思っている。
■ 日本がもっと進むために必要なこと
日本は慎重。実装にもお金にも、やや消極的。
でも、ここを越えられれば、AI活用は一気に花開く。
すでに現場には「試してみたい!」という声が溢れている。
あとは、その声にお金とチャンスを与えるだけ。
■ 結論:数字じゃ測れない「現場力」がある
世界と比べてどうかよりも、
明日の自分が、何を始めるか。
まずは、できることから試す。小さく試して、大きく活かす。
それが、日本流のAI活用のカタチでもある。
だからこそ、私は胸を張って言いたい。
私ならできる!明日から踏み出す!
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