プログラミングの奥深さと、自動化ツールにかけたエンジニアたちの挑戦
「ボタンひとつでプログラム完成!? 夢みたいな話、だけど本当にあったんです!」
昔からエンジニアの間では、「プログラムなんて自動で書けたらいいのに」という話が尽きることはありません。
“自動生成”という魔法のようなキーワードは、長年にわたって注目され、さまざまなツールや手法が開発されてきました。
■ プログラミングは“人の力”に依存する
そもそも、プログラムの難しさとは何か?
それは「誰が書くか」によって完成度が大きく変わるという、極めて属人的な要素が強いところです。
たとえば、初めて「Hello World!」が画面に表示されたときの感動。
実はその裏には、開発環境のダウンロード、JavaやPythonのインストール、IDEの選定と設定など、数多くの前提作業があります。
しかも、これで終わりではありません。
画面表示のためのHTMLやCSS、挙動を操作するJavaScript、API接続やログ出力、認証機構まで──。
すべての知識を習得しなければ、まともなアプリすら作れないのが現実です。
■ 本屋に行けばわかる、技術の壁
ぜひ一度、書店のIT書コーナーを覗いてみてください。
プログラミング書籍は棚一面を埋め尽くすほど並び、それぞれの言語に対して分厚い“辞書”のような参考書がずらりと揃っています。
これをすべて読んで、理解して、現場で使いこなせる人材がどれほどいるでしょうか?
すべての開発者がフルスタックであることを前提にするのは、あまりに非現実的です。
■ だからこそ「自動化」が求められた
私自身も、「誰でもプロレベルのコードが出せるようにしたい」と考え、自動化ツールの開発に取り組んできました。
特に効果的だったのが、EXCELの設計書からプログラムを自動生成するツールです。
業務システムでは、設計書の形式や構造がある程度統一されていることが多く、そこに情報さえ正確に入力しておけば、
画面の構成や項目、ログ出力、フレームワークとの接続部分まで、テンプレートベースである程度のプログラムが出力できるようにしていました。
決して“魔法の杖”ではありませんが、コードの7割を自動で出力できれば、現場の効率は飛躍的に上がります。
■ 夢は、今も続いている
今では、生成AIの登場により「ChatGPTにコードを書かせる」なんて時代がやってきました。
かつて夢見た自動化は、現実の技術へと進化しつつあります。
でも、どんなに便利なツールができても、“何を作るか”は人間が決めること。
その意味で、自動化の可能性と人間の創造力のバランスを探る旅は、これからも続いていくのでしょう。


明日からの一歩、私ならできる!
プログラムは奥深く、そして終わりがありません。
でも、だからこそ挑戦する価値がある。
「こんな風にしたら、もっと楽になるかも?」
そんなひと工夫から、未来の“誰かの仕事”を変える一歩が始まります。
私ならできる!明日から踏み出す──そんな気持ちで、今日も自動化に挑んでいます。
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