子育てとシステム、まさかの共通点?
「えっ!? 子育てもシステム開発なの!?」
ある日、同僚に冗談混じりでこう言われました。最初は笑い飛ばしましたが、よく考えると、これは的を射ている言葉かもしれません。私はシステム屋として働きながら、10歳、7歳、5歳の3人の子どもを育てています。毎日がにぎやかで、毎日が実験のよう。気がつけば、仕事で培った考え方が、子育てにも自然と反映されているのです。
たまに友人や同僚から聞かれます。
「子育てで気を付けていることって何ですか?」
多くの親が口にするのは「スマホをあまり触らせない」とか「ゲームは制限する」といった話。でも私は、正直あまり抵抗していません。YouTubeも、マイクラも、スマホも大歓迎。ゲームだって、やればいいじゃないかと考えています。理由はシンプル。私はシステム屋だから。テクノロジーは敵ではなく、むしろ未来を切り開くパートナーだと思っているからです。
私が大事にしている3つのこと
では、私は何を気を付けているのか。答えは意外とシンプルです。
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考えること
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会話すること
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英語
まず「英語」。これは言うまでもありません。私自身、社会に出てから英語で苦労してきました。英語が話せるかどうかで、給料は変わるし、視野の広がり方も違う。グローバルな舞台で戦えるかどうかが決まってしまう。だからこそ子どもたちには、今のうちからそのチャンスを広げてほしいのです。可能性の芽を自ら摘んでしまうのは、あまりにももったいない。
次に「考えること」。これが私にとって最も大事です。答えは出なくてもいい。ただ、周りを見て、自分の頭で考えてみる。たとえば、積み木で遊んでいるとき。バランスが崩れて塔が倒れる瞬間、子どもは眉をひそめます。そして少し考え、また積み直す。その姿を見ると「あぁ、頭が動いているな」と感じます。
そして「会話」。考えたことを、言葉にして伝える練習です。たとえば長男がマイクラで作った家を見せながら「ここはトラップにしたんだよ」と得意げに説明してくれる。私は「へぇ、なんでそう思ったの?」と聞き返す。そこから会話が広がり、自分の考えを整理して話す力が育っていく。
遊びの中の「成長のシグナル」
子どもが夢中で遊んでいる姿を見ていると、不思議と成長のシグナルが見えてきます。パズルを解こうと額に汗を浮かべるとき。YouTubeを見ながら真似して絵を描いているとき。マイクラのワールドで「ここに橋をかけたら村人が便利になる」と考えているとき。
そんな瞬間、私はあえて口を出しません。そっと見守ります。「今、この子は頭を使ってるな」「心が動いているな」と思うからです。そして後から「どうしてそうしたの?」と聞いてみる。すると意外な答えが返ってくることがあります。大人では思いつかない発想が飛び出す瞬間、その成長を間近で感じられるのは、親として最高のご褒美です。
システム屋の子育て哲学
システム開発と子育てには、大きな共通点があります。どちらも「正解が1つではない」ということ。システムは常に改善の余地があり、子育ても日々試行錯誤の連続です。マニュアルどおりにはいかない。だからこそ、自分で考え、自分で組み立てていく力が必要です。
私は子どもたちに「親を飛び越えてほしい」と願っています。私が苦しんだ部分は飛び越え、もっと先へ進んでほしい。システム屋としての私の仕事も、次世代のためにより良い仕組みを残すこと。その考え方は、子育てにもそのままつながっています。
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明日からの一歩
子育てもシステム開発も、常に試行錯誤とアップデートの連続です。大切なのは完璧にやることではなく、自分で考え、会話し、未来の可能性を広げること。
私は思います。
子どもも、そして私自身も──「私ならできる! 明日から踏み出す!」
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