システム屋としての視点から見えた、新しい課題解決のカタチ。
「おお、それいいですね!」
――最近、そんな言葉を聞く機会が増えた。
新規事業に関わるようになってから、いろんな人と話すようになった。業界も立場もバラバラ。けれど、話しているうちに自然とアイデアが生まれる瞬間がある。
「あ、こうしてみたら?」
「それ、RPAっすね。」
「そこは手運用しっかりしといたほうがいいですよ。」
そんな風に、会話の中で即興的に出てくる提案が、意外と喜ばれるのだ。
システムで何でも解決できる時代じゃない
正直、昔は“全部システムでなんとかなる”と思っていた。
でも今は違う。課題を前にしたとき、まず大切なのは“聞くこと”だ。
話を聞き、課題の範囲を聞き、今あるリソースを確認する。
そのうえで、「何が現実的にできるか」を一緒に考える。
AIやRPAを駆使することもあるけれど、必ずしもAIを使う必要はない。
むしろ、AIを下手に組み込むと、更新や仕様変更でシステム全体を作り直す羽目になる。
だからこそ、「できることを、できる範囲で」。
最適なバランスを見極めるのが、いまの時代の“システム屋”の役割だと思っている。
話していくうちに見えてくる「深い課題」
何度も会話を重ねていくと、表面的な課題の奥に“本当の問題”が見えてくることがある。
そこに気づいた瞬間、「こんなやり方もありますよ」と提案することが増えた。
すると、相手の表情がパッと明るくなる。
「ありがとう、助かりました!」
そんな一言が返ってくるたび、心の中でガッツポーズをしてしまう。
企業内での課題解決では、「ありがとう」は“仕事の延長”に過ぎなかった。
でも、今は違う。
役割もルールもない中での「ありがとう」は、純粋な感謝の言葉として胸に響く。
一歩ずつ、信じて進もう
この経験を重ねながら、ふと思う。
「こんな感じでやっていけば、お金をいただけるようになるのかもしれない。」
人の課題を聞き、アイデアを出し、少しでも役に立てること。
それが、これからの仕事の形になる気がしている。
信じて、やってみよう。
今日もまた、新しい会話から何かが生まれるかもしれない。
そして最後に、自分に言い聞かせたい。
私ならできる!明日から踏み出す。
コメント
コメントを投稿