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なぜ勝てなかったんだ!?——プラットフォーム開発競争の、その裏側

世界標準と向き合った日本企業の挑戦と誇り うわっ、相手がデカすぎる……! 日本の企業が、プラットフォーム開発という巨大な競争の渦中にいた時代があった。 各社が商用のサーバやDBを開発し、世界標準という“とてつもなく大きな存在”に正面から向き合っていった。 ■世界標準に追いつけ、追い越せ 正直に言えば、対応が後手に回ってしまったこともある。 すでに世界に広く普及していた巨大なプラットフォームに対し、日本の製品は「後発」だった。 それでも、日本企業の技術には確かな強みがあった。 説明書は丁寧で、使う人に優しい。 Oracleなど、世界的に使われている製品にありがちな“変な癖”が少なく、素直な設計が多かった。 ■中立性という、静かな強さ 実際、DB技術者と話すとよく聞いたのが、 「日立のHiRDBは、OracleやSQL Server、DB2と比べても、非常に中立性を保った設計だ」という声だった。 特定の思想や使い方に縛られすぎない。 だからこそ、安心して長く使える。 派手さはないが、堅実で、真面目な技術だったと思う。 ■日本の技術は“育つ”もの 日本の技術は、先行して勝つタイプではない。 最初から世界を席巻するよりも、 後から改良に改良を重ねて育っていく 。 それは、ものづくりの文化そのものだ。 では、プラットフォームはどうなったのか。 正直に言えば、世界標準の大きさには勝てなかった。 ■なぜ、色が薄くなったのか 理由は一つではない。 クラウドやオープンソースの波があまりにも大きかったこと。 価格が高すぎたこと。 マーケティングが弱かったのかもしれない。 あるいは、日本企業同士が競争しすぎたのかもしれない。 実際、IBMですらOracleに勝てていない。 「何が刺さるのか」を見極めるのは、それほど難しい。 ■それでも、私は信じている それでも、私は自信を持って言える。 日本の企業は、良いものを作ろうと本気で頑張っている。 そして、技術者はいつの時代も、常に前を向いている。 勝ち負けだけでは測れない価値が、確かにそこにあった。 その現場を知れたことは、今も私の誇りだ。 私ならできる!明日から踏み出す

まさか…フランスで“日本”を研究することになるなんて!

Renault物流研究所で気づいた、私の研究テーマの正体 「えっ!? これ、私の研究って“日本を研究すること”なの?」 そんな衝撃の一言から、私のフランス・Renaultでのインターンは幕を開けました。 空いた時間でお小遣いを貯めよう!「アイリサーチ」       ■ フランスで始まった“経営工学としての物流研究” Renaultでの私の役割は、**経営工学(Industrial Engineering)**の観点から物流を研究すること。 配属先は、 Operations Research(OR) の物流チームと、 人間工学(Ergonomics) の専門部隊が同居する特殊な部署でした。 さらに驚いたのは、そこで働く研究者の多くが 大学の研究者 であり、大学教授の指導を受けながら企業で研究する“産学連携インターン”の形を取っていたこと。 「日本でも、こんな仕組みがあればもっと産学協力がうまく回るのに…」 そう考えるきっかけにもなりました。 ■ 物流の矛盾——工場は在庫だらけ、顧客は生産待ち 上司から与えられたテーマは、工場に在庫があふれる一方で、顧客は生産待ちを強いられているという“矛盾”の解決。 理論設計とシミュレーションソフトを使って、最適解を導く——まさに学んできたORの醍醐味です。 「勉強したことが生かせる!」 私は胸を弾ませて研究に取り組み始めました。 ■ …のはずが。まさかの指示「日産生産方式を分析して!」 ところが次に届いた指示は、予想外のひと言。 「日産生産方式(NPW)を分析して報告してほしい」 なんと、物流問題はすでに日産が解決済み。 部品の流れを“順番通り”に制御して生産するNPWは、まさにその回答だったのです。 フランス・ベルサイユ郊外のRenaultで、 日本にルーツを持つフランス国籍の上司と共に、 日本・日産の生産方式を研究する——。 なんとも不思議で、少し誇らしい時間でした。 ■ フランスが注目する、日本人のモノづくり 「確か、Renaultが日産を支援したんじゃなかったっけ?」 そんな背景を持つフランス企業が、今では日本の生産方式に強い関心を寄せている。 フランスから見ても、日本のモノづくりは依然として学ぶ価値がある。 その事実に触れるたび、 日...