スキップしてメイン コンテンツに移動

ブログを翻訳

「翻訳係」だった僕が、英語でプロジェクトを動かす人になった話 〜英語×システム×交渉力が人生を変えた〜

英語ができるねって言われて嬉しかったのに…!



最初の衝撃は、配属初日のミーティングだった。
「この資料、英語で訳しておいて」
プロジェクトの中核に携わるはずだった僕が任されたのは、まさかの“翻訳作業”だった。

20年前、英語が話せることは確かに“便利”だった。でも、それは「翻訳や通訳を任せられる便利屋」という意味であり、「プロジェクトの中心人物」になるにはほど遠かった。

僕はシステムエンジニアとして現場に入り、要件定義から設計、開発、テスト、導入までやってきた。にもかかわらず、英語ができるがゆえに、ただの「通訳者」として扱われてしまったのだ。


📉システムの話になると、なぜか呼ばれなくなる

翻訳や海外とのやり取りは任される。だけど、開発の“中身”の話になると、自分は会議から外される。
英語が話せるだけじゃダメだ、システムの中身を英語で話せる人にならないと、本当の価値は生まれない――そう気づいたのは、その数年後だった。

実際、プロジェクトの“本当に英語が必要な瞬間”って、開発フェーズの深い部分。バグ修正の仕様確認や、設計思想のすり合わせ、契約範囲の解釈など、まさに「英語×システム」の交差点。そこに入れる人は、当時ほとんどいなかった。


💡翻訳AIの進化と、自分の「価値」の再発見

時代は進み、翻訳技術も目まぐるしく進化していった。
Google翻訳やDeepLが台頭し、「英語ができるだけ」の人は徐々に役割を失っていった。

でも僕は、そこからが勝負だと思った。
英語とシステムの両方を深く理解し、それを使って“交渉”できる人。つまり、プロジェクトを前に進められる「技術×言語×交渉」の三刀流になれば、まだまだやれる!


🧠交渉力は、経験からしか生まれない

最初は、海外メンバーとのやりとりで失敗の連続だった。
「それ、契約に含まれてると思ってたんだけど…」
「うちの標準プロセスにないから無理だよ」

でも、少しずつ分かってきた。相手が何を優先していて、どの言葉が交渉の「軸」になるのか。経験を重ねるごとに、言葉だけでなく「駆け引き」も覚え、自然とプロジェクトのキーマンのような役割になっていた。


🚀英語×システム=未来のあなたの武器

最初は、英語ができるというだけで翻訳係になるかもしれない。
でも、経験を積んで、知識を増やして、成長する覚悟があれば、未来は必ず広がっていく。
英語が使えて、システムが分かって、交渉できる――そのとき、あなたの価値は唯一無二になる。

アンケートでおこづかい稼ぎ

🌟明日からの一歩は、「私ならできる!」の気持ちから

もし今、英語力が「使われるだけ」になっていても大丈夫。
あなたの中に眠る“未来の交渉力”が、きっと花開く日が来る。
英語が話せると、見える景色が変わる。広がる世界がある。

さあ、今日より一歩先へ――私なら、できる!

コメント

このブログの人気の投稿

え、これだけで内定率UP!?面接で差がつく自己PRの作り方

自己紹介をお願いします。 面接の最初に必ず聞かれるこの質問、あなたは自信をもって答えられますか? 「えっと…私は○○で△△を経験してきました。強みは□□です。」 ——って、普通すぎる!!! 自己PRの目的は、「単なる経歴紹介」ではなく、「自分が会社でどう活躍できるのか」を伝えること。では、どうすれば面接官の心をつかむ自己紹介ができるのか? 「STARフレームワーク」 を使って、ストーリー仕立てで伝える方法を解説します! 1. 自己紹介は「過去・現在・未来」で語れ! まず大前提として、自己紹介は 「過去→現在→未来」 の流れを意識しましょう。 過去 :これまでどんな経験をしてきたか? 現在 :今、自分ができることや強みは何か? 未来 :この会社で何を実現したいのか? 過去と現在だけを話す人は多いですが、未来のビジョンを語れると、一気に説得力が増します! 2. STARフレームワークでストーリーを作る! 面接官は、あなたが「実際にどんな仕事をしてきたのか」を具体的に知りたい。そこで役立つのが、 STARフレームワーク です。 S(Situation:状況) → どんな環境で仕事をしていたか? T(Task:課題) → どんな問題や課題に直面したか? A(Action:行動) → どんな行動をとったか? R(Result:結果) → その結果、どんな成果を得たか? 例えば、こんな感じ👇 ✖️ NG例:「プロジェクトのリーダーをしていました」 ⭕️ OK例:「大規模システム導入プロジェクトで、納期遅延のリスクがありました(S)。そこで、タスク管理を見直し、優先度を明確にしました(T・A)。結果、納期通りにリリースでき、クライアント満足度が向上しました(R)。」 こうすると、あなたの「課題解決力」や「行動力」が伝わります! 3. できなかったことも、強みに変える! 面接では、「失敗談」や「苦労した経験」を聞かれることがあります。 ここで重要なのは、 「失敗しなかったフリをしない」 こと。 ✖️ NG例:「特に大きな失敗はありません。」 ⭕️ OK例:「プロジェクト管理が甘く、途中でスケジュールが遅延しました。しかし、その経験を活かし、以降はタスク管理ツールを導入しました。」 失敗そのものは問題ではなく、「そこから何を学び、どう成長したのか?」を伝えることが大...

「え、Cosminexusって何?HiRDBってまだあるの!?」— 国産ミドルウェアの光と影

えっ!?Cosminexus(コズミネクサス)って何?HiRDB(ハイアールディービー)ってまだあるの? そう驚く人もいるかもしれない。 実は、 CosminexusやHiRDBは今も販売され続けている 。 しかし、日立を離れた私の耳には、もうその名前が入ってくることはほとんどなくなってしまった。 かつて日本企業のIT基盤を支えてきた 国産ミドルウェアの歴史 と、 グローバル市場での戦い ——。 そこから見えてくる、日本企業が今後学ぶべきこととは何だろうか? ホストからオープンシステムへ—CosminexusとHiRDBの誕生 時は1990年代後半。 メインフレーム(ホストコンピューター)からオープンシステムへ という大転換が世界的に進んでいた。 従来のホストは高価で扱いづらく、企業はより柔軟な アプリケーションサーバ と RDB(リレーショナルデータベース) を求めるようになった。 そこで日立製作所が投入したのが、 Cosminexus(アプリケーションサーバ) と HiRDB(データベース) だ。 これらは 日本の大手企業向けに最適化 されており、特に JP1(統合運用管理ソフトウェア) と組み合わせることで、日立案件では鉄板のセットとなっていた。 しかし——。 世界を席巻するApache、Oracleの波 Cosminexusは、 オープンソースのApache Tomcatを内包 しながらも、パフォーマンス向上やエンタープライズ機能を強化していた。 HiRDBも 高い信頼性とスケーラビリティを誇り、かゆいところに手が届く設計 で、ユーザーからの評判は決して悪くなかった。 ところが、ここで市場の大波が襲いかかる。 世界ではApache TomcatやOracle WebLogic、IBM WebSphereなどのミドルウェアが爆発的にシェアを伸ばしていた。 特に、 ✅ Oracle Database → 巨大なマーケティング戦略+グローバル企業の標準に ✅ Apache Tomcat → 無料&オープンソースで圧倒的普及 こうした 海外勢の猛攻 の前に、国産ミドルウェアは徐々にシェアを失っていく。 競争が激化するミドルウェア市場 1️⃣ コストの問題 オープンソースを活用しているのに、価格競争が厳しい。...

中小企業診断士ってどうなの?―失敗と涙、そして未来への扉

マジで!?中小企業診断士の試験、やばすぎる! かつて、私も何度も挑戦し、幾度も壁にぶつかりました。試験は本当に厳しく、合格するためには何度も失敗を経験。最後に合格できたとき、思わずとんかつを頬張りながら涙を流したほどです。この苦い経験が、今の私のキャリアと人生観を大きく変えました。 試験の苦悩とその価値 中小企業診断士の試験は、全体的な構造化と論理的思考力を問われるため、ただ単に知識を詰め込むだけでは乗り越えられません。 難易度の高さ :私自身、数回の不合格を経験しました。合格できたのは、失敗から学び、試験問題の構造を徹底的に分析した結果でした。 実例に基づく問題 :各サービス企業の事例が盛り込まれ、実際のビジネス現場を想定した複雑な問題が多く出題されます。これにより、単なるテスト以上の実務に近い知識とスキルが求められるのです。 この試験に挑んだ経験は、単に資格を得るためのものではなく、 自分自身の論理的思考力と状況把握能力を飛躍的に伸ばす貴重なトレーニング となりました。 資格取得後の別世界―新たなキャリアの扉 資格を取得した瞬間、私は全く別の世界に足を踏み入れたことに気づきました。中小企業診断士協会や各支部に所属し、そこから仕事依頼が舞い込み、企業の経営改善に貢献する場が広がります。 コンサルティングの現場 :実際、コンサル企業が依頼を受け、チームで対応しているのと似た構造を持ちます。しかし、中小企業を対象としているため、案件の金額は大手コンサルに比べると低いのが現実です。 キャリアとしての厳しさ :中小企業診断士だけで生活するのは容易ではありません。しかし、ITを中心にキャリアを積む場合、取得した経験は日本企業で大きなアドバンテージとなります。 また、グローバルな視点で見ると、MBAの方が知名度は高いかもしれませんが、 日本国内においては中小企業診断士の知識と経験は絶大な価値 を持ちます。私の体験は、試験そのものが非常に難しく、現実に即した問題が出題されるからこそ、実務に役立つ力が自然と身につくということを実感させてくれました。 グローバル市場との認識の違いと今後の展望 世界では、MBAが広く認知され、グローバル企業での評価も高いですが、日本では中小企業診断士も根強い支持を受けています。 グローバルな評価 :今後、海外でも日本の高い技術力や経営手法に対する関心...