①:虎ノ門ヒルズで始まった“非日常”
「えっ、ここから全部始まるの!?」——8月30日(土)、東京・虎ノ門ヒルズに足を踏み入れた瞬間、胸がざわついた。
始動プロジェクトの初日。受付を済ませると、すぐに講義がスタート。しかも、会場にいるのは“知らない人ばかり”だ。
さらに驚いたことに——
みんな、すでに事業計画を持っている。
熱量の高い参加者ばかりが揃い、空気はもう「本気モード」一色。
その瞬間、心の底から思った。
「え? 自分、本当にここでやっていけるの?」
不安とプレッシャーが一気に押し寄せ、押しつぶされそうになる。
②:思い出した——自分にも武器がある
しかし、胸の奥で小さな声が聞こえた。
——いや、自分だってグローバル企業でやってきたじゃないか。
——悩んで、もがいて、身につけた武器があるだろう。
そう、私には「質問力」がある。
最初の講義で、真っ先に役に立ったのはまさにこれだった。
グローバル企業で働く中で、何度も自分を覚えてもらう方法を考え続けた。
その結果、身につけたのが、質問で相手の器や思考の深さを見抜く技術だった。
③:質問は“攻め”のコミュニケーション
質問は、ただ疑問を投げるだけじゃない。
相手の答え方で、どれだけ思考が深いか、どれだけ頭の回転が速いかが分かる。
そして何より——
はまった時の質問は、場を温める。
人によっては、私の質問を起点にして、
ウェットの効いたジョークを交えながら、全体へのメッセージをのせて回答を作り上げる人もいる。
そういう場面に出会うと、心の底から「すごい!」と思う。
そして同時に、
「その回答を引き出せた自分の質問も悪くなかったな」
——そう褒めてあげたくなる瞬間がある。
④:新しい場所こそ、武器を使い切れ
だからこそ、ここでも遠慮はいらない。
新しい場所だからこそ、武器を使い切る。
悩んで身につけたスキルを、出し惜しみする理由なんてどこにもない。
講義に参加していくうちに、最初の焦りは消えていた。
質問を通して、思考の輪郭がくっきりし、
周りからの刺激も心地よいエネルギーに変わっていく。
気づけば、私はもう前を向いていた。
⑤:未来は、たった一つの“問い”から動き出す
そして確信した。
未来を動かすのは、いつだって小さな「問い」。
質問力は私の原動力であり、
新しい挑戦を切り開くための、確かな武器だ。
だからこそ、明日もまた一歩踏み出せる。
——大丈夫。
——さんざん悩んで、ここまで来たじゃないか。
私ならできる。必ずできる。
コメント
コメントを投稿