感嘆の幕開け:いきなりの2人部屋に衝撃
うそでしょ、2人部屋!?そんな悲鳴まじりの驚きとともに、私の新人時代は始まりました。
私が日立で新入社員として働き始めたのは、もう何年も前のこと。配属は戸塚、ソフトウェア開発の拠点です。とはいえ最初の3ヶ月は新川崎での研修。全国から集まったシステム系の新人、100人以上が毎日ソフトウェア研修を受ける、まさに“大所帯”のスタートでした。
寮生活スタート:まさかの同室生活
そんな中、当時の男性新人は全員「2人部屋の寮暮らし」。今ではなかなか見ないこのスタイルに、最初は不安でいっぱいでした。
私が入ったのは戸塚にある社員寮。私は2年間住みましたが、特に1年目は、生活も仕事もガラリと変わるタイミングでの相部屋生活が印象深かったです。
同室の相手は、なんと同い年の東京大学卒の方。初対面で、かつ毎日顔を合わせる日々に緊張していましたが、3ヶ月間の研修生活を共にするうち、少しずつ心を開くようになっていきました。
研修漬けの日々:社会人の入口
朝から晩までの研修は、学生気分をガツンと社会人へ切り替える内容ばかり。プログラミング、設計、グループワーク、プレゼン、レビュー…
100人を超える同期と、日々競い合い、助け合いながら成長していく毎日。これは、日本の大手企業ならではの贅沢なスタートだったかもしれません。
夜になると、同室の彼とその日の課題や、同期との出来事を語り合う時間が自然と生まれました。あの時間が、私にとっての“新人研修の裏メニュー”だったと思っています。
ぶつかり合いと支え合い
もちろん、気が合わない人との生活はストレスになりますし、部屋によっては大変な人もいました。でも、不思議なもので、「誰かと同じ空間で暮らす」ことの中に、思わぬ発見や支えがあるのです。
悩みを共有できる、孤独じゃない、そんな環境は、新人時代の不安定な心を何度も助けてくれました。
社会の縮図を体験できた日々
寮生活は不自由です。でもその不自由さの中にこそ、他人との距離感、礼儀、心の配り方といった“社会の縮図”が凝縮されていました。あの経験があったからこそ、今、職場での人間関係や仕事への向き合い方に自信が持てているのだと思います。
アンケートでおこづかい稼ぎ明日からの一歩へ
今、もし新しい環境に飛び込むことが不安な人がいたら、伝えたいことがあります。
「不便な環境にも、出会いや支え、気づきが必ずある」ということ。
新人時代の寮生活は、私に“社会人としての最初の一歩”を教えてくれました。
だからこそ今、私は言えます。
明日からの一歩、私ならできる!
コメント
コメントを投稿