塾って“楽しい”の!?
初めてその言葉を聞いたとき、思わず耳を疑いました。
だって、私たちの時代の“塾”って、重たいカバンと眠気との闘い、怒られながら暗記…そんなイメージだったから。
でも、わが子は違いました。
■初めての塾、その日のドキドキ
塾に行くその朝、子どもは明らかに緊張していました。
いつもより早起きし、顔もこわばっていて、見ているこちらまでソワソワ…。
「がんばってね」と声をかけながら、私のほうが実はドキドキしていたかもしれません。
そして帰ってきた瞬間の一言——
「楽しかった!」
できたかどうかじゃない。
楽しいと思えたことが、私は本当にうれしかったのです。
■家庭で育んできた“学びの楽しさ”
思えば、我が家ではずっと「勉強は楽しいもの」と伝えてきました。
・算数の問題を一緒に解いたり
・漢字をゲーム感覚で覚えたり
・毎朝ドリルを少しずつこなしたり
・Youtubeも生き物やものづくり、英語系チャンネルを見せたり
“勉強しなさい”とは言わずに、“一緒にやってみよう”と誘導する毎日。
怒るのではなく、できないときは横に座って、一緒に考える。
家庭教師時代の経験を思い出しながら、できる限り「導く」スタンスを意識していました。
■塾のテスト、そして不合格。でも…
そんな中で迎えた、初めての塾のテスト。
結果は……残念ながら不合格。
でも、子どもは意外にも落ち込むことなく、
「また行きたい!」と明るく言いました。
数日後、別の塾にチャレンジして、今度は無事に合格。
通い始めた塾では、眠くなる日もあるものの、総じて「楽しい」と感じてくれているようです。
■“勉強=冒険”という視点
塾の先生には、こうお願いしました。
**「勉強の面白さを教えてあげてください」**と。
偏差値や成績ももちろん大事。
でも、それよりも「知ることが楽しい」「わかるってうれしい」
——そんな気持ちを育ててほしいと思っています。
それは、ゲームと同じです。
レベル上げやアイテム集めのような“面倒な繰り返し”がある。
でも、その先には冒険が待っていて、建築のような創造的な楽しみもある。
勉強も、まさに“1つのゲーム”。
地道な積み重ねの先に、自由に世界を広げられる瞬間があるんです。
■私も、子どもも、きっとできる
だから私は、これからもこう言い続けます。
「勉強って、本当はめちゃくちゃ面白いんだよ」
子どもだけじゃなく、自分自身にも言い聞かせながら。
そして、こう締めくくります。
「私ならできる!明日から踏み出す、新たな一歩を」
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