できますよ!の裏に潜む違和感
「AIで全部できます!」
え、ホントに!?と思わず目を見開いたのは、ある商談の時。
最近、AIという言葉を使わないプレゼンの方が珍しい。
文章生成、翻訳、データ分析、アイデア出し、マーケティング…
なんでもできる夢の技術。まるでドラえもんの道具のようだ。
でも、ふと疑問が湧く。
この人、本当にAIのこと、わかってる?
見せてもらおう、AIとの「対話力」
「できます」だけでは、信用できない。
特に、売込みモード全開のベンダーの話には注意が必要だ。
AIは便利だけど、どこまでが現実で、どこからが理想なのかが見えにくい。
だからこそ、僕はいつもこう提案する。
「その場でAIに質問してみてください」
例えば、こう言ってみよう。
「あなたのAI成熟度を教えてください」
ChatGPTでもCopilotでもいい。
その人のスマホやPCから、実際にAIに問いかけてもらうのだ。
AIが教えてくれる“AIの理解度”
AIは、こんな答えを返してくれる。
「あなたの成熟度は6です。活用経験はあるが、業務への統合は不十分です」
あるいは、「あなたのレベルは2、まだ試行段階ですね」など。
10段階で評価してくれるから、とても分かりやすい。
1〜2なら、論外。
5あたりなら、ちょっと使ってるけど、業務に活かせてない。
7以上なら、ちょっと話を聞いてもいいかも?
そして9以上なら、きっとあなたの味方になってくれる。
AIは“考える力”を写す鏡
ちなみに僕は、自称「9.5」。
AIとは日々の仕事でも活用しながら、毎日のように会話している。
気になる情報を探すとき、悩んだアイデアを整理したいとき、
ふとした疑問を投げると、ちゃんとヒントをくれる。
AIは“考える道具”。
正しく問いかけ、上手に活かす力こそが求められている。
逆に言えば、誰でも“少しずつ成長”できる。


AIを味方に、未来へ踏み出そう
今すぐ完璧になる必要はない。
昨日より少しだけ前に進めれば、それで十分。
わからないなら、AIに聞けばいい。
その姿勢こそが、これからの時代を生きる“AIリテラシー”なのだと思う。
「あなたのAI成熟度を教えてください」
まずは、その一言から始めてみよう。
そして次は、あなた自身が「使える人」になっていけばいい。
私ならできる!明日から踏み出す。
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