便利なAI時代に、あえて“手書き”を選びたくなる話。
うわっ、やらかした!
その日、僕は始末書を書く羽目になっていた。しかも、気まずさと自己嫌悪で正気じゃなかった。正直、言葉を選ぶ気力すらなかった。
で、出てきたのが「ChatGPT」。
最近の生成AIは驚くほど優秀だ。ちょっと指示を出せば、敬語も丁寧語も完璧で、しおらしい謝罪文をものの数十秒で書いてくれる。便利すぎて感動すらする。
でも、結果は最悪だった。
上司に書類を提出した瞬間、「これは君の言葉じゃないだろ」と一蹴。怒り倍増。AIの力でスマートに乗り切れると思ってた自分に、全力で赤面した。
AI進化のその先で、僕は思い出す
大学時代、僕はニューロサイエンスを学んでいた。脳の仕組みやシナプスの学習アルゴリズムなんかに夢中だった。でも正直、あの頃はAIがここまで来るなんて思ってなかった。
それが今、ChatGPTをはじめとした生成AIは世界中で使われている。
誰かが夢を諦めず、研究費をつぎ込み、コツコツと基礎を積み上げてきた成果。その背景には、無数の失敗と努力があるはずだ。だからこそ、僕はこの技術にリスペクトを持っている。
AIに渡さない方がいいもの
それでも、「全部AIに任せればいい」という発想にはなれない。
僕がそう強く思ったのは、始末書の一件があったから。
例えばラブレター。いくらAIが言葉巧みに書いてくれたって、それが自分の本心でなければ、きっと相手には伝わらない。
言葉って、感情のアウトプットだ。そこに“魂”がないと、どうしても空っぽになってしまう。
AIはあくまで道具だ。使いこなすもの。
でも、自分自身を伝えたい場面では、“自分の言葉”を選びたい。
技術に頼りすぎない、という選択
もちろん、AIの活用は賛成派だ。日々の業務効率化、アイデアの壁打ち、言葉の整え役……使い道は無限大。
でも、「これは大事だ」と感じる場面では、自分の感情を、経験を、過去の失敗や学びを言葉にして伝えることが、結局は一番強い。
その選択ができるのは、AIじゃない。僕自身だ。
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だからこそ、明日も前に進む
失敗しても、自分で書く。
感情が揺れても、自分の言葉で伝える。
AI時代にあえて“自分”を大切にすることで、逆に強くなれる。
「私ならできる!」
そう信じて、また明日から、一歩ずつ踏み出していこう。
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