家族か、仕事か、どちらも全力で支えるエンジニアの決断
1. システムも、命も、リリースのタイミングは読めない!
「うそでしょ!?今!?」
それは、ベトナムから日本に到着した瞬間に届いた1本の電話でした。
「産気づいて、今から病院に行く」
それはまさに、初めての子どもがこの世に生まれようとしている瞬間でした。
2. 妻と離れ、アジアと東京を往復する日々
当時、僕は銀行系の大規模システム開発の真っ只中。
アジア市場向けのシステム開発のため、ベトナム出張が増えていました。
妻は妊娠後期、実家のある岡山で里帰り出産を選択。
東京、岡山、ベトナムという三地点を往復しながら、システムと家庭の両立に奮闘していました。
3. 立ち会えない決断、それでもできることがある
日本に着いた瞬間、産気づいた妻からの電話。
急いで新幹線に飛び乗ろうとした僕に、妻からの一言。
「できれば退院のときに来てほしい」
病院に5日間いる間はなんとかなる、でも退院後の生活が大変だからと説得され、
僕は帰省のタイミングを調整しました。
4. 立ち会えなかったけど、一番必要なタイミングに
退院の日、初めてわが子と対面。
深夜の授乳、生活の立ち上げ、疲れている妻を支える1週間。
まさに「システム導入後の初期サポート」のようでした。
立ち会いはできなかったけど、僕は本当に必要なときにそこにいました。


5. システムも人生も「導入後」が勝負
子どもが生まれる瞬間は、家族という“新システム”のリリースと同じ。
仕様書のない人生、どんなに混乱していても、誰かの支えで乗り越えられる。
この経験を通じて、自信を持って言えます。
私ならできる!明日から踏み出す、新たな一歩
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