グローバル企業で成功したはずのプロジェクト、その裏側にある“意外な現実”とは
💥プロジェクト成功のはずが、まさかの事態!?
うそでしょ!?プロジェクト大成功したのに、私の居場所がなくなった――!
グローバル企業に勤めて数年。いくつかのプロジェクトを経験してきたが、中でも強烈に記憶に残っているのが「グローバルAWS移行プロジェクト」だ。
🌐グローバル vs 日本の構図
もともと日本発祥の企業でありながら、今ではグローバルに展開するこの会社では、よくある構図がある。
それは、「グローバルで決まったことを、日本がどう飲み込むか」という構図だ。
海外のリーダーたちが計画し、日本側を説得して実行に移す。だが実際のところ、グローバルの意思決定は遅く、何をしているのか分からない。連絡もなかなか来ない。
AWSへの移行案も、立ち消えたと誰もが思っていた。
🧨いきなり始まった!?秘密裏のプロジェクト
ところが、ある日突然、動き出した。
実はアメリカで密かに準備が進められており、ベンダーもすでに決定済み。
日本に対しては「この流れに乗ってください」とだけ言われた。
当然、誰も賛同しない。誰も助けてくれない。
まず私が取り組んだのは、日本社内での説得。
何ヶ月もかけて、影響範囲の説明、責任分担、スケジュールの共有など、根回しと合意形成に奔走した。
🇯🇵日本だけ後発、リソース確保に苦戦
ようやく日本社内の了承を取り付け、プロジェクトが本格始動。
すでに他国では一部移行が完了していたため、日本は完全なる後発。
その結果、リソースの確保は難しく、発言権も弱い。
「最初に手を挙げた国の意見が通りやすい」――これは、グローバルあるあるだ。
⚙技術者、調整役、通訳まで、すべて私
技術支援、トラブル対応、PM、通訳役までこなす毎日。
グローバル側が出してくる資料や仕様は、日本の現場では通用しないものばかり。
そのギャップを埋めるために、朝も夜も働きづめだった。


⏳奇跡のオンタイム完了、でも…
遅れるのが当たり前なグローバルプロジェクトの中で、私は何とかスケジュールを調整し、日本だけはほぼオンタイムで完了させた。
その瞬間、自分でも「やり切った」と心から思った。
社内で名前を覚えられ、「あのAWSの人だよね」と声をかけられることも増えた。
🚨でも、まさかあの展開が…
しかし、まさかこのあとに、あの展開が待っているとは――。
(後編へ続く)
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