衝撃のスタート
「えっ!? CRMをゼロから作るって本気ですか!?」──あの日、会議室でお客様の決断を聞いた瞬間、私の血が沸き立った。ヨーロッパ仕様をそのまま導入するか、日本独自に設計し直すか。お客様は迷わず「日本独自」を選んだ。つまり、一から要件定義をし、すべてを設計し直す大仕事。その瞬間から、コンサルとしての私の真価が問われるプロジェクトが始まった。
すべてをリードする日々
要件定義、アーキテクチャ設計、セキュリティ検討、アプリ選定、グローバルアプリとのアラインメント──。まるで大海原に一人で漕ぎ出すような感覚だった。Solution Architectureのリード、Data Integrationのリード、BIリード、何でもこなした。気づけば「何でも屋」のように、どの領域でも前線に立っていた。
夜明け前の会議ではアメリカのメンバーに要件を説明し、深夜にはスイスのチームと議論を交わす。昼間はインドの開発メンバーと連携し、データフローやオペレーションフローを整備。時差の壁を超え、世界中と対等に渡り合う日々。英語をフル活用しながら、まさに「日本にいながらグローバル」であることを体感した瞬間だった。
コードに向き合うコンサルタント
コンサルといえば「提案」や「調整」のイメージが強い。しかし私は違った。コードを覗き込み、テストの方法を指導し、現場の課題をリアルタイムで解決していった。お客様にとっての信頼は、「口先」ではなく「実装」で勝ち取るものだと学んだ。
終わりと始まり:決断のとき
プロジェクトの最後、リードを務めた海外メンバーが私に声をかけた。
「もしよかったら、うちに来ないか?」
胸が高鳴った。これまでコンサルとして走り続けてきた日々が、次の扉を開くチャンスを与えてくれるなんて。
悩んだ末、私は決断した。
「コンサルを離れる。」
そこに後悔はなかった。むしろ、新しい挑戦の始まりに心が震えていた。
アンケートでおこづかい稼ぎ

明日への一歩
これまで培った経験も、グローバルで戦った自信も、すべてが私を次のステージへ導いてくれる。そう確信している。
だからこそ、私は言いたい。
「私ならできる!明日から踏み出す。」
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