衝撃の一言から始まった迷い
「えっ、子供3人の教育を犠牲にしてまでMBAに行くの!?」──最初にそう思った瞬間、私は自分のキャリアと家族の天秤を感じていました。MBAは、キャリアの選択肢として誰もが一度は考えるもの。しかし、現実問題として費用は決して小さくありません。
中小企業診断士での経験
私は時間をかけて中小企業診断士を取得しました。資格そのものはやりがいがありましたが、独立して元が取れるほど活用することは難しく、少し物足りなさを感じていました。資格は知識の証明であって、必ずしも収入やキャリアを飛躍させるものではない──そんな現実を目の当たりにしたのです。
転職市場で見たMBAの実力
転職の際、MBA保持者として入社する人も何人か見かけました。「やっぱりMBAは転職に強いのか?」と思いました。しかし、人によって結果はまちまちで、結局はスキルと経験、そして運も絡むことを痛感しました。MBAに過度な期待をかける時代ではない、というのが正直な印象です。
Executive MBAへの挑戦
さらに高度人材向けのExecutive MBAプログラムも存在します。情報が限られているため、私はあらゆる説明会に足を運び、英語力もブラッシュアップしながら検討を重ねました。ちょっと信用できそうなコンサルにお金を払ってみたこともあります。しかし、支払いを済ませた瞬間から対応が雑になり、信頼感は揺らぎました。
メンターとの出会い
そんな中、Googleで働くMIT出身のMBA保持者がメンターとして付くことになりました。「GAFAだから…」とワクワクしましたが、冷静に考えると疑問も湧きました。Googleは検索とマーケティングに強みのある会社、Takedaは製薬企業。MBA取得に数千万円を投じ、家族の教育を犠牲にしても、本当に意味があるのか?
MBA取得のリスクと悩み
さらに悩まされたのは、将来の確約が何もないことです。MBAを取得して年収が本当に何倍になるのか? 次の企業が理想通りなのか? 投資に見合う結果が得られる保証はありません。詐欺まがいの話にも遭遇し、心は揺れ続けました。
最終的な選択
最終的に私は家族を選びました。選択肢は無限にあるものの、自分がこれまでシステム屋として培ってきた経験とスキルを信じることが最も価値のある投資だと判断したのです。資格や肩書きは人生の一部であり、全てではありません。


明日への一歩
結論として、私は決めました。「私ならできる!明日から一歩を踏み出そう!」と。キャリアも家族も大切にしたいあなたへ。焦らず、でも確実に、自分の経験と直感を信じて進むことが、最も現実的で価値のある選択になるかもしれません。
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