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21歳、勝手に飛び出した日——“Global”が心に芽生えた瞬間

英語が苦手だった僕が、ワーホリをきっかけに世界を意識するようになった話。



🌏 はじまりは、ニューヨークの空の下で

「うわ、英語ってこんなに通じないのか!」
カナダの空港で、現地の係員に話しかけられた瞬間、頭が真っ白になった。けれど、あの一言が僕の“Global”への第一歩だったのかもしれない。

思い返せば、小学生の頃から「海外」という言葉にはなぜか心が躍っていた。親が学校の先生で、たまに英語の先生たちと話している姿を見て、「英語で話せるって格好いいな」と思っていた。家は決して裕福ではなかったけれど、両親は僕に英語を習わせてくれ、小学校の頃にはいとこの家を頼りに、ニューヨークで2週間を過ごす機会ももらった。宿泊費が浮いたとはいえ、海外に行けるなんて、当時の僕には夢のような体験だった。

 
 

👩‍🏫 中学時代、“世界”が近づいた瞬間

中学になると、学校に来ていたニュージーランドの先生が印象的だった。何気ない会話の中に、世界の広さを感じた瞬間。「いつか自分も、英語で世界とつながりたい」——そう思ったのを今でも覚えている。


📚 英語アレルギーの高校時代

けれど、高校に入ると現実は厳しかった。文法が複雑になり、長文読解に苦戦。英語は完全に“苦手科目”になった。あまりに分からなくて、テストでカンニングして怒られたこともある。まさか将来、自分が英語でディスカッションするようになるなんて、その頃の僕には想像もできなかった。


🎓 大学入試と、英語の壁

それでも、大学受験のときは意地で長文を読み込んだ。なんとか合格はできたものの、「話す英語」はまったく身についていなかった。そして、就職が近づくころ——ふと「このまま就職するのは嫌だ」と思った。


✈️ ワーキングホリデーという選択

もっと自分を試したい、世界を見てみたい。そう思って出会ったのがワーキングホリデー制度だった。

カナダ、オーストラリア、ニュージーランド——どこに行くか迷った末、僕が選んだのはカナダ。正直、理由はあまり深くなかった。たまたま友人のつてを頼りに、現地のリビングに泊めてもらえることになったからだ。親には本当のことを言わず、こっそり準備を進め、21歳のときに飛び立った。


🌍 “Global”とは、生き方そのものだった

英語も不安、生活も不安。でも、あの一歩がなければ今の自分はいないと思う。異国の地で、何度も恥をかき、助けてもらい、挑戦するうちに、「Global」は単なる“英語”ではなく、“生き方”そのものになっていった。

あの日から、僕の人生は確かに動き出した。
失敗も、迷いも、全部含めて自分の糧になる。


🚀 明日への一歩

私ならできる!明日から踏み出す。

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