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「ピッチという魔法にかかった日」——“伝える力”が、自分を変えていく

経産省×JETROの「始動プロジェクト」で気づいた、ビジネスより大切な“思いの伝え方”



【導入】——うわっ、これが“ピッチ”の世界か!

2025年10月25日、大きなピッチが終わった瞬間、胸の奥で何かが弾けた。
登壇したのは、経産省とJETROが10年以上続けている「始動プロジェクト」。
ただのビジネスアクセラレーターではない。ここでは「人としてどう伝えるか」が問われる、少し特殊なプログラムだ。

 
 

【体験】——不思議なピッチだった

普通のピッチでは、事業計画や収益性を説明する。
しかし、ここで求められるのはそれだけではなかった。
「このビジネスを見てください」ではなく、「この私を応援してください」。
そんな自己開示のステージに立つような感覚だった。

このアクセラが終わっても、賞金も出ないし、すぐに投資が決まるわけでもない。
それでも、誰もが真剣に語っていた。
「VCとつながるかもしれない」
「仲間とアイデアを掛け合わせて新しい発想が生まれるかもしれない」
そんな“未来の可能性”が、この場を輝かせていた。


【学び】——アイデアと話す力は、似ている

何十人ものメンター、先輩から、鋭いコメントをもらう。
時に痛く、時に励まされる。
全部を受け止めきれないけれど、一つひとつを整理していくうちに気づいた。

「アイデアを整理することと、話すことを整理することは似ている」

言葉を磨けば、思考も澄む。
思考を整えれば、言葉も研ぎ澄まされる。
そんな感覚を、このプロジェクトを通して少しずつ体で覚えていった。

そしていつの間にか、「話すこと」自体が楽しくなっていた。


【結論】——ピッチは“鏡”だ

ピッチとは、ただのプレゼンではない。
自分を見つめ、思いを伝える“鏡”のようなものだ。
話すことで、自分の内面が磨かれていく。
それが、何よりの成長だった。

あの日の高揚感は、今も心に残っている。
——これが、私の「始動」だった。

私ならできる!明日から踏み出す。

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