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「あれ?声が出ない!?」——緊張に負けた私が“話し方”の本当の意味を知った日

プレゼンで頭が真っ白になった私が、新橋の話し方講座で見つけた“伝える勇気”の原点



【あれ?声が出ない——最初の挫折】

「あれ?声が出ない!?」——最初にそう感じたのは、大企業の会議室。
30人以上の前でプロジェクト進捗を報告する瞬間、用意したはずの言葉が頭の中から消えた。何を話せばいいのか分からない。焦って、「すいません…」を繰り返す自分が情けなかった。

中小企業診断士も取った。IT資格もいくつも取った。
知識も努力も、誰にも負けないつもりだった。
でも、“話す力”だけが抜け落ちていた。
頭が真っ白になるとは、こういうことか——。会議が終わった瞬間、心の中で焦りがこみ上げた。

 
 

【話し方講座との出会い】

「人前で話す練習をしないといけない」
そう思って、初めて“話し方講座”というものを検索した。
調べて驚いた。料金はピンキリで、数万円のものから十万円を超えるものまで。
いくつか説明会に参加して、最終的に“新橋で開催されるリアル講座”を選んだ。週1回、30人ほどの参加者が集まる。


【発声から始まった、小さな挑戦】

初回は発声練習から始まった。
「ア・エ・イ・ウ・エ・オ・ア・オ!」と、腹の底から声を出す。
まるで演劇部の練習のようで、懐かしさすら感じた。
その後は、1人ずつ前に出て話す。テーマは「今週の気づき」。
最初は恥ずかしくて、声も震えた。でも、何度も繰り返すうちに、少しずつ言葉が出るようになっていった。


【気づいた、“伝える勇気”という力】

講師が言った。
「話すことは、“声を出す技術”じゃない。相手の心に届く“勇気”なんです。」
その言葉にハッとした。
これまで私は、“上手に話す”ことばかりを意識していた。
でも本当に大切なのは、“自分の想いを届けること”。
完璧じゃなくていい。言葉に心が乗れば、人はちゃんと聞いてくれる。


【緊張は敵じゃない——力に変わる瞬間】

それからというもの、会議の前に必ず発声をし、深呼吸をするようになった。
完璧なスクリプトではなく、“伝えたい一点”を明確にして臨む。
不思議と、緊張は“力”に変わった。

あの日、声が出なかった自分に伝えたい。
「大丈夫。話すことは技術じゃなく、練習で変わる勇気だよ。」


【明日からの一歩】

明日からの一歩、私ならできる!

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