オフィスより自分の成長。フランスで見つけた「自由に働く」という選択肢
「今って…就業時間ですよね?」衝撃のスタート
「うそでしょ!? 今、就業時間ですよね!?」
フランスの研究所に到着した初日、私の常識は一瞬で崩れ落ちた。周りの人は誰も慌てないし、上司さえバタバタしていない。“働く=時間に縛られる”という日本的価値観が、そこでいきなり通用しなくなった。
驚きのフランス流:自由で成果主義、でもギスギスしない
フランスの働き方は、とにかく驚きだ。
・自由に席を外せる
・課長も細かいことは何も言わない
・評価軸は「成果」ただひとつ
しかもインターンが多い文化のため、企業の利益より“自分の研究成果”が尊重される。学生でありつつプロとして扱われ、個人の挑戦そのものを応援されているようだった。
語学が完璧じゃなくても、黙々と成果を出す仲間たち
ロシアのインターンの仲間は、フランス語が得意ではなく、ほとんど無口だった。
しかし、研究となれば話は別。黙々と実験し、必要があれば先輩と議論する。
その姿を見て気づいた。
「語学より、自分の軸」
これさえあれば、研究は前に進む。
一方の私はというと、フランス語に苦戦していたが、上司が日本語を話せたおかげで、研究も報告も日本語でサポートしてくれた。
課長の“Mais Nooooon!”がくれた安心感
何より心に残っているのは、課長の存在だ。
困った顔で相談に行くと、両手を広げて
「Mais NoooooooN!」
と包み込みながら迎えてくれる。
インターン生を多く受け入れているからこそ、言語の壁にも寛容で、雰囲気はとても柔らかかった。
昼休みはしっかり1時間、時にはゴルフまで
昼休みはたっぷり時間を取り、会話を楽しむ文化。
上司の趣味がゴルフだったので、昼休みに打ちっぱなしに連れて行ってくれたこともあった。
「仕事の合間にゴルフ!?」という衝撃と同時に、
働くこと=人生を楽しむこと
という価値観を感じた瞬間だった。
なぜ私は“オフィスにいることが正義”だと思い込んでいたのか
今思うと、後悔がひとつある。
もっと就業時間なんて気にせず、
・工場見学に行きたい
・別部署の研究を見てみたい
そう言えばよかった。
あの環境なら、絶対に歓迎されただろう。
それなのに私は、“長く会社にいること=努力”と信じ込んでいた。
でも本当は、外に出て学ぶほうが何倍も価値があった。
あの頃の自分に言いたい。もっと世界を見ていい。
あの頃の自分に伝えたい。
もっと周りを見よう。
もっと外に出よう。
世界は、想像以上に広い。
そして、もっと自分を信じてよかった。
最後に:明日からの一歩、きっと踏み出せる
フランスの経験が教えてくれたのは、
「自分で動く勇気こそ、最大の成長につながる」ということ。
だから今日から迷わない。
明日からの一歩、私ならできる!
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