作った瞬間から始まる、エンジニア最大の緊張
うわっ……本当に、これ使われるの!?
試験は何度もやった。テストケースも用意した。動作確認もした。それでも、胸の奥のザワザワは消えなかった。
■ お客様プロジェクトに組み込まれた“自分の一部”
今回、自分が作ったのは「完成したWebアプリケーション」ではない。
その上に、プロのプログラムが乗ってくる“プラットフォーム”だ。
つまり、自分のコードは裏方。
でも、その裏方が崩れたら、すべてが止まる。
お客様プロジェクトの中で、自分の作ったプラットフォームの一部を使ってもらう。
それは、想像以上にプレッシャーのかかる瞬間だった。
■ たくさんテストした。用意もしてきた
ユニットテスト、結合テスト、想定外ケース。
「ここまでやれば大丈夫」と言えるくらい、叩いた。
先輩も言ってくれた。
「大丈夫ですよ。ここまでやっていれば問題ないです」
理屈では分かっている。
本番で使っても、ちゃんと動くはずだ。
でも——
頭と心は、必ずしも一致しない。
■ プロに“叩かれる”という緊張
このプラットフォームは、たくさんのエンジニアに叩いてもらう前提だ。
それも、現場で鍛えられてきたプロたちに。
「どんな評価をもらうんだろう」
「使いにくいって言われたらどうしよう」
完全版じゃない。
でも、だからこそ“設計”と“考え方”がそのまま評価される。
いっぱいテストしたはずなのに、緊張は止まらなかった。
■ 使われているかどうかも分からない時間
もちろん、目の前で使ってもらうわけではない。
これからの開発で使ってもらい、感想をもらう形だ。
でも——
1週間、2週間。
どのタイミングで「OK」なのか分からない。
そもそも、もう使われているのかも分からない。
特に大きな連絡もなく、時間だけが過ぎていく。
最初の2週間は、本当に緊張した。
「呼び出されたらどうしよう」
「うまく使えなかったらどうしよう」
■ 廊下ですれ違った、その一言
2カ月後。
先輩と廊下ですれ違った。
何気ない瞬間に、声をかけてもらった。
「あれ、使えてるよ。使いやすいし、分かりやすい」
一瞬、言葉の意味が分からなかった。
次の瞬間、胸の奥がじんわり熱くなった。
嬉しかった。
あれだけ緊張していたからこそ、心から嬉しかった。
■ 多くのプロを支えるということ
自分の作ったものが、
多くのプロを裏で支えている。
派手ではない。
でも、確実に役に立っている。
それを実感できたのは、エンジニアとして本当に貴重な経験だった。
「試験はやったはずなのに」
そう思いながら震えたあの時間も、今では大切な一部だ。
■ まとめ
テストは重要だ。
準備も必要だ。
でも、本当の評価は“使われてから”始まる。
その緊張を越えた先に、次の成長がある。
私ならできる!明日から踏み出す
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