うわっ、助けに来たはずなのに、なぜこんなに動きづらいんだ!?
社会人5年目。
私は、同期がリードするプロジェクトの支援メンバーとして参加していた。
舞台は金融機関のバックエンドシステム。
Javaのフレームワークを活用し、大規模な業務システムを構築していくプロジェクトだった。
私は、大規模システム開発部隊。
一方、プロジェクトを率いる同期は金融システム部隊。
立場としては「支援」。
プロジェクトリードのサポートや、Javaフレームワークの適用支援など、いわば技術面と開発管理面を支える役割だった。
しかし、ここで一つの難しさに直面する。
支援プロジェクトの本当の難しさは、
「どこまで前に出ていいのか」が分からないことだ。
前のプロジェクトでは、前に出た
実は、その前のプロジェクトでは私は違う立場だった。
当初は支援に近いポジションだったが、
途中から全面的に前に出た。
結果として、プロジェクトの中核メンバーとなり、
最後までプロジェクトをやり遂げることができた。
だからこそ思っていた。
「困っているなら、前に出ればいい」
しかし今回は違った。
部署の壁という見えない境界線
このプロジェクトは金融システム部隊がリードしている。
そして、大規模システム開発部隊には正式な依頼が来ているわけではない。
頼まれているのは、
あくまで「開発マネジメントリードの支援」。
つまり範囲は限定されている。
この状態で支援するのは、想像以上に難しかった。
プロジェクトリードの仕事は、開発管理だけではない
同期は多くのタスクを抱えていた。
各ベンダーとの調整
予算の調整
新しく入るメンバーの座席調整
プロジェクトリードの仕事は、
決して開発管理だけではない。
むしろ、
こうした庶務作業のマネジメントこそがプロジェクトを動かしている。
そして現実には、
あふれる作業をプロジェクトリードがひとりで抱えていた。
「ここ、手伝えるよな」
そう思う場面は何度もあった。
しかし私は止まる。
開発マネジメント支援の範囲ではない。
ここに入っていいのか?
支援の最大の敵は、セクショナリズム
「いや、入ってもいいのでは?」
そんな気持ちもあった。
しかし同時に、
部署のセクショナリズムが頭をよぎる。
金融システム部隊の仕事。
大規模システム部隊はそこまで踏み込まない。
そう考えてしまう。
そして気づいた。
実は私自身も、
そのセクショナリズムにとらわれていたのだ。
支援とは、線の外に一歩出ること
プロジェクトの支援は難しい。
主役でもない。
責任者でもない。
しかし、プロジェクトを良くしたいと思っている。
だからこそ必要なのは、
役割の線を理解しながらも、必要なら一歩外に出る勇気なのかもしれない。
支援とは、
指示された範囲だけを守ることではない。
プロジェクトが前に進むために、
どこまで踏み出すべきかを考え続けること。
あの日の迷いは、
私にその難しさを教えてくれた。
私ならできる!明日から踏み出す
この記事で伝えたい現場経験
プロジェクト支援は「役割の境界線」に悩む場面が多い。現場では技術よりもポジションの判断が難しいことがある。
DX視点の学び
DXプロジェクトでは組織横断の動きが不可欠。セクショナリズムを越える行動がプロジェクト成功の鍵になる。
読者へのメッセージ
支援という立場でも、プロジェクトを前に進める意思を持つことが重要。
次のアクション
自分の役割の範囲を理解した上で、「一歩踏み出せる場面」を見つけてみる。
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