型よりも、自分の“本調子”を信じろ
うわっ、マウスを使うだけでダサい扱いされる時代が来るなんて!?
そんな空気を感じたのは、実は最近の話ではありません。今から20年前、私が身を置いていた開発現場でも、すでにその兆しはありました。
■ デスクトップ全盛期の開発現場
当時は、まだまだデスクトップパソコンが主流。キーボードとマウス、そして分厚いCRTモニターが当たり前の世界です。
ところが、ノートパソコンの性能が少しずつ追いつき始めた頃から、空気が変わりました。
■ マウスを使わない流れ、始まる
「ショートカットだけで全部できる方が速い」
「マウスに手を伸ばす時間がムダ」
そんな声とともに、マウスを使わない流れが生まれます。さらに追い打ちをかけるように、
「タッチタイピングできなきゃ一人前じゃない論」
も登場しました。
■ でもね、私はマウス派
正直に言います。
どうしてもマウスの方が使いやすいんですよね、私。
確かに、テストでキーボードを華麗に操る人を見ると、早いし楽そうだとも感じました。
なので、ある程度のショートカットキーは覚えました。
……でもね、やっぱりマウスに戻っちゃう。
■ 人差し指一本の先輩
そんな私に、大きな影響を与えた先輩がいました。
この先輩、タッチタイピングをしません。人差し指一本で打つんです。
しかも、かなりの変わり者。
お菓子を食べながらダジャレを言うのが大好き。
出世はしていない。
でも、サーバのことを語らせたら右に出る人はいない。
みんな、重要なサーバ設定はこの人に頼っていました。
■ 「間違えちゃダメだからさ」
ある日、私は聞きました。
「なんでタッチタイピングしないんですか?」
すると先輩は、あっさりこう言いました。
「設定いじる時に、間違っちゃダメだから。確認しながら打つんだよね。」
この一言で、腑に落ちたんです。
■ それで、いいんです
そうなんです。
良いんです。それでいいんです。
型なんてない。
自分がやりやすい方法。
自分が一番、実力を発揮できるやり方。
それが、その人にとっての正解なんです。
■ ダジャレを聞きに行っていた日々
悩んだ時、私はよくその先輩のところへ行きました。
サーバの話をしながら、くだらないダジャレを聞く。
その時間が、不思議と心を軽くしてくれたんです。
「それでいいんだ」
そう気づかせてもらった、かけがえのない日々でした。
型に縛られなくていい。
自分の“本調子”を信じていい。
私ならできる!明日から踏み出す
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