うわっ…人間って、ここまで圧縮できるのか!?
■80cmという名の“戦場”
前回のBlogで、私は「一人80cmの空間設計」について書いた。あれは単なる効率化の話ではない。現場では、それは完全に“戦場の設計図”だった。
開発がMAXに達したあの時、長机がずらりと並び、そこに一人80cmの幅でパソコンと椅子を配置する。
椅子はパイプ椅子。クッションなどない。
かばんは足元に押し込む。ロッカー?そんな余裕はない。
とにかく、人を集める。
“もう集められるだけ集めた”というのが正直な感覚だった。
■圧縮された人間関係
その結果、どうなったか。まず、空気が変わる。
人と人との距離が近すぎると、思考も感情も摩擦を起こす。
キーボードを叩く音、椅子のきしみ、ため息。
すべてが増幅される。
当然、イライラしている人も増えていった。
だが、それでもプロジェクトは止まらない。
いや、止められない。
■ふと気づいた違和感
そんな極限状態の中で、ある違和感に気づいた。「あれ?太っている人、少なくないか?」
統計を取ったわけではない。
だが、直感的にそう感じた。
■例外は、確かにいた
もちろん、ゼロではない。数人はいた。
ただ、その姿が印象的だった。
狭い80cmのスペースに、一生懸命、自分の体を“収めている”。
椅子の幅、机の下の空間、隣との境界。
すべてに気を遣いながら、なんとか仕事をしている。
それは努力というより、“適応”だった。
■選べない現実
ここで重要なのは一つ。人の選抜に、体格は使えない。
そんな基準はあり得ないし、あってはならない。
だが現場では、物理的制約がすべてに影響を与える。
結果として、
「我慢してもらうしかない」
という結論に行き着く。
これが、美しい話か?
違う。
だが、これが現実だ。
■鮨詰めの中から生まれるもの
あの空間は、まさに“鮨詰め”だった。だが、その中から、日本を支えるシステムが生まれていく。
誰かが無理をし、誰かが耐え、誰かが調整する。
その積み重ねで、プロダクトは完成する。
クラウドだ、DXだ、と言われる時代でも、
最終的にシステムを作るのは“人”だ。
そしてその人は、時に80cmの中で戦っている。
■ビジネスとしての示唆
ここから何を学ぶべきか。単純な話ではない。
だが一つだけ言える。
“空間設計は、パフォーマンス設計である”
人を詰め込めば、生産性が上がるわけではない。
むしろ、見えないコストが増大する。
ストレス、摩擦、集中力の低下。
これらは数値化されにくいが、確実に成果に影響する。
そしてもう一つ。
現場は、理想ではなく制約で動く。
だからこそ、
その制約の中でどう最適化するかが、リーダーの価値になる。
■システムはこうやってできている
華やかな発表資料の裏で、実際の現場は驚くほど泥臭い。
長机、パイプ椅子、足元のかばん。
そして80cmのスペース。
その中で、人は考え、作り、ぶつかり、乗り越える。
システムは、こうやってできている。
私ならできる!明日から踏み出す
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